神テスト
新作です・・
「出てみようかな・・・」
そんな素朴な一言が、僕に不運をもたらした。僕が見た張り紙にはこう書いてあった。
(誰でもなれる神!テストは簡単!さぁ、そこの君もやってみないか?)
そんな、神を決めるのに困った天使が書いた内容だった。僕は妙にその張り紙の内容に引かれた。
テスト会場が書かれていたので、その場所に行ってみた。
(テストって簡単て書かれてたけどほんとかな?)
そんな気持ちで、会場に入ると、いかにも天使オタクって人が二人暇だからやってきたという人が一人3人いた。僕は、暇だからやってきましたってかんじの人の隣に座った。5分後、テスト用紙のようなものが配られた。裏返すと小学3年生程度の問題が50問も書かれていた。僕は、小学6年生。こんな問題チョチョイノチョイだ。10分程度で終わった。ほかの人は、まだ頭を悩ませている。一人一人問題がちがうのだろうか?僕は、背が低いから3年生の見えて3年の問題を出されたのだろうか?まぁ、いいや得だし。僕が、そんな事を考えていると、
「タイムアーップ!」
という声が上がった。見ると、テスト用紙を配った人が手を上げて叫んでいる。
「では、神を発表します。神は、・・・近藤ひろし君です!おめでとう!」
「ぼ、僕~?」
僕は思わず叫んでしまった。選ばれるなんて、当然思ってなかったからだ。助けを求めようと、一緒にテストを受けていた人たちを見ると天使オタクの二人は、僕をうらやましそうににらみ、暇だから来ましたの、一人は、ニヤニヤ僕を見てる。つまり、助けてなんかやらないよ~のサインだ。テストを配っていた人が3人を追い出す。追い出すと僕に話しかけてきた。
「ひろし君、君は今日から神だ。色々と解らないと思うがひとまず天界行こう!」
「嫌です!大体、あなた達何なんですか?お母さんに許可もらわなきゃいけないし、僕は帰ります!」
僕はそういうと、出口に顔を向けた。テストを配ってた人はこういってきた。
「まぁ、待ちたまえ。君は、今日から神なんだ。お母さんは、生まれながらの天使なんだよ。大丈夫お母さんも、わかっているはずさ・・」
「失礼な!お母さんは、生まれながらの天使って生まれたときから死んでるってコトですか?さようなら!」
僕はそう叫び、全速力で家に帰った。
「おかあさ~ん。」
そういって家に入るとお母さんが、
「ひろし、もうあなたは神なの。そして、私は天使。さようなら、天界で元気に暮らしてね・・」
そう泣きながら言ってきた。お母さんが、そういった瞬間、僕の体は黒い渦に吸い込まれていった・・・




