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創世の座

今回すげー短いです。1000文字ちょっとです。

すいません



それと前話を大幅修正したので、まだ見てない方は見てください。

話が繋がらないので

 神の住む世界――座。


 五次元空間、居城、固有世界、と様々な名で呼ばれるその世界は、そこに住む神によって姿が変わる。


 愛を語る女神なら、桃色で可愛らしい空間に。


 戦争を司る悪神なら、死屍累々の生臭い荒野に。


 俺の場合、生前の俺の部屋に。

 ベッドと勉強机とクローゼット、色んな物が入ってる棚。すごい再現度だ。


「あー暇だ」


 勉強机の前に腰掛けて、溜め息混じりに呟く。


 この椅子は創造神王おっさんが創った特製の神力回復機能付きの椅子で、いつもより早く神力が回復していくという代物だ。


 が、その差は微々たるものである。創造神王おっさんが創ったにも関わらず、微々たる量。


 神力がどれほどすごいものわかるだろう、並みの創造神では神力回復系の物体を創ることすらできない。


 つっても創造神王おっさんを除けば俺しか創造神っていないらしいけどね。


「ひーまーだー」


 また呟く。


 椅子から動くと神力の回復速度が遅れるのだ。


 創造魔法で遊ぶのは神力使っちまうしなー、むう、しょうがない、寝るか。


 そう思った俺の前に、見知った一人のおっさんが現れた。


 創造神王、である。


 身長30cmくらいの小柄な体で、白髪と白髭を生やした俺を創造神にしたヒト


「……何の用?」

「いや何、楽しんでるかの?」

「何を?」

「あの人間の物語に介入するのは」

「ああ……まあな、下手なゲームより面白いよ」


 人間で遊ぶ、神の気持ちが分かるよ。


「そうかそうか、だが大輔、このままじゃ難易度が低いと思わんか?」

「? まあ、魔王と神以外……破壊神以外でヒロ君が死ぬ危険性は殆どゼロだけど……」

「そこでじゃ、お主のその棚に入ってた作品を……」

「……まさか」

「……全部世界に落としといた、勿論重さを調整して」

「何してんのアンタ!」


 作品とは、始祖聖剣や滅炎紺剣などの雛型だ。


 一時期聖剣魔剣創りにハマってた俺が創った黒歴史たち、その威力は現存するニホンの武器の2倍や3倍じゃきかない……。


「これで難易度アップじゃ、頑張れよ」

「面倒事増やしやがってえええええ!」


 言って、おっさんは消えた。


 自分の座に帰ったのだろう。


 てか聖剣魔剣落としたとかシャレにならんぞ……俺でさえ負ける可能性が出てきた……。


 ……新しい武器を創る必要があるな。


 俺の戦い方の基本は臨機応変に色々な武器を創るっていう戦い方なんだが、今の状況じゃこれ一本……ってのを考えなきゃな。


 思いながら、俺は意識を落とした。


 眠気が限界だったのだ。

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