創世のプロローグ
このサイトでは二作目です。
まだ一作目が完結してませんが諸事情でしばらくこっちを集中投稿です。
拙い文章ですがよろしくお願いします。
咀嚼し、味わい、飲み込む。
ふむ、やはりマクドナ○ドのハンバーガーは絶品だな、5個食べても飽きない。
これで一個百円とか神だろ。
そんなハンバーガー大好きっ子な俺は、山田 大輔、普通の名前だと思ったやつ体育館裏来い、助っ人20人と卑怯で下劣で陰湿な手段を正々堂々と使って社会的に抹殺してやる。
いつもの窓際の席、此処は俺の特等席だ。
6つ目のハンバーガーを開ける、咬みながら外を見ると大型トラックが車道を無視してこっちに走って来てるとこだった。
「えー……と」
運転手は眠っている。居眠り運転ダメ、絶対。
「このハンバーガー食べてからで――――」
その思いは叶わず、俺はマクド○ルドに突っ込んできたトラックに跳ねられて半身が吹き飛ぶ感覚を感じながら視界が真っ赤になった。
『おい』
むぅ~? 母さんか?
「後24時間ぅ……」
あれ? でも俺の母さん3年前に死んでなかったっけ?
『いいぞ、じゃあ24時間後起きるのじゃよ』
「わかった……」
グゥ……
ん~~~~っと伸びをする。
此処何処だ? 上下左右360°真っ白な空間、あれか? 死後の世界ってか?
『違うわい』
「!」
どっかから声が……? 辺りを見渡す。でも誰もいない……。
『下じゃよ下』
「え? おわっ!」
足の裏にちっさいおっさんが張り付いてるゥゥゥ!
あれ? でも俺地面に足付けてる感触あるぞ?
『細かいことは気にせんほうがいいぞい?』
「細かくないわ!」
びっくりしたなもー。
『しかし……何でお主此処にいるのじゃ? 死者は輪廻の間に送られる筈なのにのう……』
直径30cmくらいの大きさのおっさんが顎髭を手で撫でる。
てか30cmの大きさのおっさんって有り得るのか?
「おっさん何者だ?」
おっさんは俺の足の裏から正面まで浮いて移動すると、おかしげに笑った。
『何者だ……か、くく、前に此処に来た少年に比べると50点ってとこかな?』
ボソボソと何か呟いてるが声が小さくて聞こえない。独り言なんだろうなぁ。
「でさ、俺どうなんの? 輪廻の間ってとこに行けなかったってことは俺輪廻転生から外れちまったってことだろ?」
『ふむ、儂もこのような事態は初めてじゃからな、まぁ輪廻に戻すことは簡単じゃがもっと楽しいことも出来るぞ?』
「楽しいこと?」
首を傾げる。
『世界を創ってみないかの?』
「…………は?」
要約するとこうだ。
おっさんは実は創造神と呼ばれる世界よりも偉い世界を創った万物の親らしい。
おっさんの管理する世界の一つに第8次世界大戦を起こして宇宙にまで被害が及んで一回壊して作り直さなきゃ使い物にならない世界があるからそれをくれるとのこと。
断ったら地獄を“創って”そこに放り込むとのこと。
俺に拒否権は無いとのこと。
俺はそれを良い笑顔で引き受けたとのこと。
俺は冷や汗ダラダラだったとのこと。
そんなわけで俺は創造神に成った。
何とか今日中に投稿出来たー!