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一杯のコーヒー

作者: 藤山さと

毎朝必ず コーヒーを一杯飲む


電源を付け 機械の準備が整ったら


一杯分のコーヒーを淹れてもらう


豆が挽かれ コーヒーの匂いが漂い


寝起きの冴えない頭に 沁みこんでくる


いい匂いだ


これひとつで 頬が緩む


いい朝だ


これひとつで 心が前を向く



ふわりふわりと 飛ぶ今日に


わたしの心は 沈みゆく


けれど ふとしたこの香に


わたしの心は 軽くなる


上を見れば 青空が


ここにおいでと 呼んでくる


遠くに見える お山の姿に


なぜだか少し 寂しくなる



何かに感動することは


己の心が 生きている証


呼吸を整え 気持ちを整え


わたしは今日も 感動を探す



明日の一杯を楽しみに 


いつでも心に余白をもって


様々な色を 感じていきたい





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― 新着の感想 ―
毎朝の、一杯のコーヒー。その匂いに、緩む頬、軽くなる心、見上げる青空が浮かび上がっていく様子がとても印象的です。 何かに感動すること、大切ですよね。そのために、心に余白をもっておくことも。 一杯の…
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