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【ダンジョン】人助けしたら、知らんとこでバズってた件【実況】  作者: アッサムてー
人がいい掲示板実況者の話
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《Wwwwww》

《草》

《草くさの草ァwww》

《なんで蛇?》

《wwwww》

《WWW》

《Wwwww》

《wwwwwwwwwwww》

《wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww》

《大草原、爆☆誕》

《大草原やん》

《wwwwwwwwwwww》

《wwwwwwwwwwww》

《wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww》

《wwwwwwwwwwww》

《wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww》

《お前らの草で画面が見えねぇwww》

《おやおや、懐かしい大草原だ》


「それじゃ、次の質問答えていくぞー」


《おい、待てやwww》

《相方の顔について、ツッコミどころ満載な件》

《やぁ》

《やぁ》

《やぁ》

《顔が見たいとは言ったが、ちがうそうじゃない感ががが》


「今日潜ってるのは、Cランクダンジョンだ」


《おや》

《Sランクじゃないの??》

《ちょっと意外》

《てっきり、Sランクオーバーのダンジョンかと思った》


「でも、不人気で中々探索進んでないダンジョンなんさ。

だから、ここ半年ずっと探索依頼が貼りっぱなしになってたとこでもある」


冬真の説明に対して、蛇が補足する。


「マイナーダンジョンだから、まず特定するまで時間かかるだろ?

だから選んだ」


《???》

《どゆこと??》

《たぶん、こんだけ大騒ぎになってる渦中の人物がいるってなったら、ほかの探索者が殺到するからじゃね?》

《あ、あー、なるほど》

《Cランクはゴロゴロあるし、不人気なダンジョンもそれなりの数あるからな》

《そこからリアルタイムで特定するってなると、たしかに特定のプロやダンジョンオタクならまだしも、普通の奴らだと時間かかるな》

《特定班のことかぁぁぁあ!!!!》

《特定厨のことかぁぁぁあ!!!!》

《お前らケコ―('A`)人('A`)―ン》

《ごめん、もう少しわかりやすく説明してくれ》


わかりやすく、というコメントを受けて冬真が簡潔に言った。


「日本の城の一部の屋根瓦見て城を特定できるような、特殊人間にしか特定できないようにしたって言えば伝わるか?

まぁ城の部分は、電車でも、飛行機でもトラックでもいいけど」


《なるほど》

《でもさ、Cランクで不人気ってことで特定しやすくなってないか?》

《特定したら、メシアに会えるのか》

《ザワ……ザワ……》

《特定、してみるか?》


コメントに、蛇の中身がほくそ笑んだ。

しかし、マスクでその笑みは誰にも気づかれない。

だから、


「やれるものならやってみ?」


なんて蛇が言った。

挑発的で楽しげな声だ。


《自信満々って感じか》

《しかしなー、この情報だけでダンジョン検索かけたけど、日本全国での候補、100箇所を簡単に超えたぞ》


視聴者達が、ダンジョン当てに乗り出した。

動画の中で、冬真がマスク越しに蛇を見た。

蛇が頷き返す。


「あ、そうだ。

質問の続きを答える前に、これを提案しよう」


《提案?》

《なになに?》


「俺たちを見つけたら、見つけた奴に俺たちの動画チャンネルに出てもらう。

つまり、コラボ企画もしくは参加企画にしようってこった」


《は?》

《はい??》

《え??》

《( ゜д゜)》

《( ゜д゜)》

《Σ(・ω・ノ)ノ》

《え、マジ??》


楽しそうな声のまま、蛇が言う。


「この動画自体、世界の注目の的だからなぁ。

有名になること。

売名に繋がること間違い無しだ。


その覚悟があるなら、俺たちを見つけてみ?」


マスクの下で、獰猛な笑みを浮かべて蛇はそう言った。

コメントが大盛り上がりとなる。

弾幕で、二人の姿が消える程の盛り上がりとなった。


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