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春、アイスコーヒーと妖精達

作者: 小財 明

妖精達が小さなとても小さな姿をして、月夜の居る早田家の前に在る空間を飛んでいく。


味方である。


しばしの時が月夜の前を横切り、四月の春の日に彩りを加え、月夜はラヴェルのCDを書斎で聞いている。


タバコが吸いたくなって、ふと見やるとオレンジ色をした丸っこい置時計が見えた。


時の経過は残酷で優しく、月夜の神経に尖った感じで体現された。


ファイト、月夜。


自らの身体を体現している者達にゆだねてみる気には、100パーセントゆだねてみる気にはならず、日をまたいだ今、月夜はポテチを食べていて、感じたのだが在りて在りしものをポテチの中に間違いなく感じた月夜は、愛しています、水亜さん。


蒸し暑い気候は、元の天気に戻りつつあるからであり、天人としては、複雑な思いを抱えつつも、まあ上等なわけであった。


暑苦しい春は暑いだけでなく、嬉しさを母、倫子にももたらしたみたいで、機嫌の良い倫子はアイスコーヒーを作ってくれるのであった。


今日のコーヒー、アイスコーヒーは美味しく作られており、月夜は母に意外な才能があるのを驚いた。


妖精達も自宅の内を飛ぶのも良いが、もう少し、家庭を省みてはどうだろう?


アイスコーヒー・デイズ。

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