プレイ時間:2.5時間〜
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ログイン二回目。
セーブポイントを設定しなかったので、セントラルの中央広場からだ。
前回の反省は、戦闘中に回復が行えなかったことだ。
実際には携行という形で緑草を大量に、100個も持っていたのだけど、装備状態にしなかったので、すぐには使えなかった。
装備状態にできるアイテムの量は限られていて、しかもその上限は武装と共有される。
だから例えばダガーだけの武装にして緑草を10ほど装備する、ということもできるし、武装をダガーと棍棒にして、棍棒の分が差し引かれた7ほどで緑草を装備する、というバリエーションを選ぶことも可能だ。
とにかく、緑草を即座に使える状態にしよう。
次に問題になるのは防具だ。
大通りから脇道に逸れて、武具店を眺める。
レベル1でも使える武具の店を探しているうちに、それに気づいた。店頭にマークが並んでおり、どうやらそれは扱っている商品を示しているらしい。剣と盾のマーク、服のようなマーク、フラスコのような容器のマーク、そして、鎧のマーク。
さらに並んでいるマークには数字が書いてあるのも理解できた。
数字は100とか50とか、区切りがいいようだ。
おそらくレベルだろう。なんだ、意外にわかりやすいじゃないか。
レベル10程度に対応している店を探すと、商店街のはずれにそれがあった。マークの数字は10、他のマークは剣と盾のマークと、鎧のマークだ。
店名は「ビギナーズショップ」とある。正しい英語だろうか。
中に入ると、NPCの男性がやってきて「何が欲しい?」とぶっきらぼうに訊ねてくる。
目の前に商品一覧が表示される。その中からまず鎧を確認する。
300ダラーで板金鎧という商品がある。それを選択すると、電子音の後、NPCのアバターが首を振る。
「お客さんの体力じゃ持てませんね」
体力? ステータスの一つのことか。対応レベルは1だけどダメか。
次の選択として、200ダラーのなめし革の鎧を選ぶと、今度は購入できた。
さて、次は防具だ。盾が欲しい。
商品を眺め、商品を選択する。盾の中でもレベル1に対応した「木の盾」である。
100ダラーでお買い上げ。
店を出て、手に入れた武器のステータスをチェックする。
なめし革の鎧は耐久度は50、木の盾の耐久度は35、か。
高いのか低いのか、わからない。しかしまぁ、ないよりはマシか。
それから昨日も行った華佗の店へ行き、今度は祝福の雫というアイテムを手に入れた。
これは生命力を四分の一、回復させるアイテムで、一つが300ダラーと高額だけど、重要なアイテムだ。
どうせいくらでも携行できるのだから、と僕はこれを20個、買ってみた。
全部で6000ダラーの出費だ。
店を出てから、自分の携行しているアイテムの状態をチェックした。
緑草が手付かずで100個、ダガーが一つ、棍棒が一つ、木の盾が一つ、そして祝福の雫が20個。
合計で123という数字だけど、「123/ 」となっている。
おかしなバグではある。
何はともあれ、また戦いへ行こう。
(続く)