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五、晩夏

 夏の終わりは夕焼けがいい。そのまま夜景が見られるともっといい。


 清少納言は『枕草子』で「秋は夕暮れ」がええと言うてる。暦の上では「秋」になるけど、まだまだ暑い晩夏、8月も終わりに近付いたら夕焼けと夜景を見に行きましょう。


 集合場所は、南に向かうので何処でもええんやけど……、帰ってきてから一乗寺でラーメンを食べたいので、川端通りと白川疎水通りのT字路の交差点(京都市左京区高野竹屋町)にしましょう。白川疎水通りは交通量も少ないし、広いので駐車スペースにも困りません。なんといっても白川疎水通りを東に少し行けば東大路通りの一乗寺ラーメン屋激戦区に行けますからね。


 問題は集合時間です。これは重要です。京都の8月末の日の入り時刻はだいたい18時30分前後ですから、それまでに目的地に着きたいので、余裕を見て16時30分にしましょうか。今日は時間厳守です。遅れたら置いて行きますよー。


 で、バイクですが今日は細くてクネクネした、しかも夏でも落ち葉が非常に多い道なんで、オフロードバイクにしましょうか。ヤマハのセローなんかはどうですか。今は250ccですが、昔は225ccでしたね。


 では出発です。


 交差点を出て左折し、川端通り(国道367号線)を南下します。川端通り、師団街道と南下し、国道24号線との交差点(京都市伏見区)で左折して、国道24号線をまたひたすら南下です。京滋バイバスの下の交差点(京都府宇治市)で、この道は府道69号線(旧国道24号線)になりますが、まだまだ南下します。


 城陽新池の交差点(京都府城陽市)で府道69号線は再び国道24号線に合流します。

 そのまま国道24号線を南下して、木津川の土手の山城大橋東詰の交差点に出たら左折して国道307号線に入ります。

 東に向いて走り2つ目の信号を右折して府道70号線に入ります。


 ここから京都府綴喜郡井手町になります。坂を下り田んぼの中を走ります。左へ曲がるとJR山城多賀駅に行ける交差点を通過し、2つ目の十字路を左折します。目印は横断歩道がある位で他は何もありません。左に駅が見えてたら大丈夫でしょう。

 そしてJR奈良線のガード下を潜って行きます。暫く行くと旧府道70号線の交差点に出ますから、しっかり一時停止して左右の確認をして下さい。その交差点の近くに「龍王滝道」と言う道標がありますが、多分気付かないのでほっときましょう。そのまま交差点は直進です。


 しばらく行くと川沿いを走ります。そして橋が見えてきたら右折て橋を渡ります。「山城多賀フルーツライン」という看板に従えば大丈夫です。この辺で標高30メートル位ですかね。これからどんどん標高を上げます。


 少し坂を登るとY字路がありますが左です。ここからは「万灯呂山展望台」の矢印に従って行けば大丈夫です。暫く真っ直ぐ進みますが、左の直角カーブを曲がった辺りから落ち葉や折れた枝が落ちてますので、走行注意です。


 幾つかカーブを曲り、茶畑が見えてきたらそこを過ぎるとまた二股に分かれるので矢印の通りに右に曲ります。


 ここからワインディングの上りが続き、道は更に険しくなります。落ち葉や枝、腐葉土の量も増えるので路肩は注意して走って下さい。ガードレールがありますが、無い所もあるので注意が必要です。


 上りが緩やかな所を過ぎると左のアピンカーブです。直進すると大正池の方に行ってしまいますから、矢印を良く見て下さい。


 ヘアピンカーブを立ち上がるとゲートがあります。それを越えると少し下ります。再び上りになり少し行くと道路の左半分に大きな段差があるので気を付けて下さい。


 右左のS字コーナーを過ぎると今回の目的地「万灯呂山展望台」に着きます。「万灯呂山(まんどろやま)」は通称で正しくは大峰山と言います。標高は303メートルです。昔、雨乞いの儀式をする時に、龍王の滝から村人が松明を持ってこの山の山頂まで行列をなした時に「万灯籠」にみえたところからそう呼ばれてるそうです。


 因みに、トイレは駐車場の南の端にあります。


 展望台の丘の上からもう直ぐ沈む夕日が見えますね。太陽は京都府八幡市の男山方面に沈んでいきます。


 夕日の北には愛宕山(京都市右京区・標高924メートル)が、南には生駒山(奈良県生駒市・標高642メートル)や更に南に金剛山(奈良県御所市・標高千百二十五メートル)が見えますね。

 眼下には木津川や国道307号線の橋のアーチや京田辺市の町並みが望めます。



 そろそろ、夕焼けでしょうか。だんだんと日が沈む毎に空の色が変化していきますね。赤から橙、そして青から紫に変化して最後は消えていきます。


 夏の夕焼けって物凄く寂しい感じがしませんか?

 沈んでいく太陽と空を眺めて、過ぎゆく夏を惜しみながら夏の思いででも振り返って見ましょう。物悲しい感じがなんとも切なくて、感傷的になりますね。それがなんともいいんですよ。


 日が沈むと気温も下がり、虫の声も聞こえ出して少し秋の気配は感じませんか?


 今度は街の灯りが見え出してきましたね。夜景です。京都南部のこの山城地域はそんなに人口も多くないので夜景といっても光の数は知れてます。その夜景がまた侘しさを感じさせてくれます。


 充分に堪能したら夏にお別れです。



 それでは帰りましょう。基本的には来た道を帰るだけです。ただ山を降りるまでは気を引き締めて下さい。急なブレーキングは、落ち葉などでフロントタイヤを持っていかれますから充分注意して下さい。


 無事帰って来たら、一乗寺のラーメン屋に入って晩ご飯にしましょうね。


 このコースはほどんどが市街地走行になりますが、「万灯呂山」の山麓から山頂までがかなり酷な道です。気合を入れて、夕焼けと夜景を見に行っておくれやす。


※走行データ

 往路 32.4km

 復路 33.3km

 合計 65.7km


※「万灯呂山展望台」の規制

 7月20日から8月31日までの平日は午後5時で閉鎖されます。

 土日は10時までです。それまでに下山しましょう。


【参考】

Googleマップ(往路データ)

https://www.google.co.jp/maps/dir/35.0439912,135.780775/34.8131017,135.823382/@34.9218498,135.8295178,12z/data=!4m16!4m15!1m10!3m4!1m2!1d135.7834673!2d34.8996345!3s0x6001104907e2ca37:0x3150c886660054c2!3m4!1m2!1d135.8029846!2d34.8224269!3s0x600116f620558685:0x8a355f9ea305c4b8!1m0!2m1!1b1!3e0!5m1!1e4


Googleマップ(復路データ)

https://www.google.co.jp/maps/dir/34.8131088,135.8234113/35.0439823,135.780816/@34.9262334,135.8388828,12.08z/data=!4m31!4m30!1m25!3m4!1m2!1d135.8030926!2d34.8224026!3s0x60011658a02e54a7:0x445f9bdff409b55b!3m4!1m2!1d135.7947186!2d34.8228157!3s0x600116feaa99d155:0x74686ccaf10f409!3m4!1m2!1d135.776822!2d34.8628054!3s0x600110c2393e4813:0x46268aa55621124f!3m4!1m2!1d135.7632095!2d34.9725101!3s0x60010f457a5c6851:0xd1336395ab10cca4!3m4!1m2!1d135.7683901!2d34.9730993!3s0x60010f46f97ec5a1:0xa7215a6b1f284692!1m0!2m1!1b1!3e0!5m1!1e4


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