表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/30

夢で会いましょう2

よくかんで、たべなさいな。



≪全く、母さんも央太も、生き急ぎ過ぎだ。

父さん、独りぼっちになっちゃったぞ。≫


髪の白い男性が仏壇に向かって喋っている。

仏壇には写真が2つ。

俺の写真と、隣には、、、母さんの写真。


ああ、入院していた父親を残して、俺は死んだんだよな。

そして、多分、母親も。


位牌が目に写る。


母さん、俺の一月後に亡くなってるじゃないか。


≪父さんも二人みたいに、病気でころっと行きたいなぁ。≫


ああ、どうやら、母さんも病気で亡くなったらしいな。


俺が死んで、余計な心労を掛けたからだろうな。

親不孝してしまったな。

父さんは俺達の分も長生きしてくれれば良いんだけども。



よくかんで、たべなさいな。



母さんの口癖だったな。

俺の好きな料理を作っては、よくかんで、たべなさいな、そう言ってた。


母さん、逢いたいな。


夢でも良い。

動いている母さんを見たい。


母さん、、、。





涙を流して目が覚めた。

父さん、母さん、、、。



ーーーよくかんで、たべなさいな。



ん?

まさか、キャサリンって、もしかして、一億万が一だけど。



母さんが異世界転生した???

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ