リンの友達に報告する
『婚約した?
え、誰と?
オリジョンと?
笑えない冗談は止めてよね!』
リンの友達に婚約の報告をすると、信じて貰えなかった。
うん、俺だって信じないよ。
『え、冗談じゃない?
本当に?
そのネックレスが婚約の証?
ーーーーーこら、オリジョン!!
あんた、一体、何したのよ!
オリジョンのくせに、何て事してくれたのよ!!』
う~ん、普通に怖いぞ。
『待って、待って、オリジョンくんは、私の事助けてくれたのよ!』
『え、そう、なの?』
『うん。
私が借金の為に、お妾さんにならなきゃいけない所を助けてくれたのよ!』
『え、、、。
で、でも、そっちが助かったって、オリジョンと結婚しなきゃならないなんて取引、間違ってるよ!
結婚は、好きになった人とするもんでしょう?』
『うん。
だから、オリジョンくんと婚約したんだ。
私、わたし、オリジョンくんの事、好き、になってたんだと思うの。』
恥ずかしそうに言われると、ドキドキするな。
『え、本当に?
じゃ、オリジョンはリンの事、どう思ってるの?』
『可愛いな、かな?』
『オリジョン、リンの事泣かせたら殴るからね!』
『殴られたくないから、精々精進するよ。
あー、もう、昼寝しても良いかな?』
『言ってる側からこれだよ。
成績も上位取らないと私は認めないよ!』
『上位になれば認めるって事?
俺はどうでも良いんだけど、リンがキミに認めてもらえないと悲しむからね。
じゃ、次のテストで頑張ってみるさ。』
『へえ?
自信があるのかな?
3番までに入っていたら、もう何も言わないよ。』
『寝てても良いって事?
じゃ、3番までに入るよ。』
いつもは適当に手を抜いていたから、本気出して見ますか。




