惚れっぽい。
俺は毎日一目ぼれする。可愛い子は世の中にいっぱいだし
選ぶ必要なんてないはずだ! 行くとこ行くとこ何処にでもいる
でしょ? かわいい子、美人な子、みんな大好き。
女好きだからね。
そんな俺でもたった一人、特別な存在の女性がいる。
他の人と違うからだ! 何が違うと言われれば俺の心が違う!
何しろ特別なんだよ。
まぁ、女性にだらしない俺に呆れ顔で彼女は俺を見てるけど。
それでいい。
『ある時、俺は意を決して......』
彼女に、絶対に言いたくない事を言ってしまった。
『俺、お前の事! これから先、好きになる事ないから。』
『......』
彼女は黙っていた。少しそこにいて何も言わずに、そのまま
帰ってしまった。
これでいいんだ! これでいい!
二度と彼女とは会わない。
俺は、女性にもお金にもだらしないしギャンブル好きだし
アル中だし、そのくせ変な正義感はあって、友達の保証人
になって借金取りに追いかけられて、こんなどうしょうも
ないやつダメだろ~
本当に好きな女性だから自分に近づけたくない。
傷つけたくないからだ!
俺といても幸せになれないよ。
だから絶対に近づけたくない。
そのうち、彼女は他の人を好きになって、付き合って、結婚して
幸せになればいい。
俺はそれが望みであり、そうあってほしいと心から思う。
幸せになれよ!
じゃあな~! 最後に...『心から愛しているよ。』
さようなら。
最後までお読みいただきありがとうございました。




