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僕の幼馴染は鬼でした  作者: フリーダー
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四話 到着


ゲートを潜ると目の前には城が建っていた。


「すげぇー…」



「ちょ、置いていくなよ!」



人が目の前の城に感動しているというのに、それをレイは無視して置いていった。



「こんなことでいちいち感動してたら、百鬼なんて到底倒せないわよ。」



こんなことに感動してたらダメなのかと思うのもつかの間、ルイの言葉に少しひっかかった。



「百鬼を…倒す?俺が?」



「何を今更言ってんの。あれ?言ってなかった?あなたが軍に所属すること。」



今までそんなこと一言も言ってなかった。

俺は手を引かれそれについていってるだけだ。



ルイはこちらに振り向きながら言った。



「じゃあ今から説明するわね。あなたはこれから百鬼討伐軍の私と同じ白虎隊で戦ってもらうわ。」



「心配しないで。早月も一緒よ。」



心配しているのは全くもってそこではない。



「なんで俺が討伐軍に入らなきゃならないんだ!俺はあの百鬼を相手にあの有様だったんだぞ?」



「なんでかは私も知らない。ただ、上からそう命令をされた。それだけよ。」



なんでルイの上司がそう命令したのかが、全く分からなかった。しかも、百鬼と戦える自信が全くもって湧かない。



「そのさ…命令した人ってどのくらい偉い人?」



「私達討伐軍は4つの隊に分かれてるの。今さっき言った白虎隊の他に朱雀隊、青龍隊、玄武隊の4つね。」



「この人数がいてたった4つか?」



この城にはたくさんの人が歩いていた。その4つで収まるとは到底思えない。




「いいえ、そこからまた分かれてるの。全部を説明すると限りがないけど、一番偉いのがこの4つを統括している人ってことね。」



「で、今回命令をしてきたのが白虎隊の隊長ってところね。」



白虎隊の隊長…なんで俺をそんな役職の人が命令してきたんだ…全く分からない。



「それで今からその隊長に相手に行くのよ。」



このエレベーターに乗って上がっていけば、その隊長とやらに会えるのか…



自分をなぜ選んだのかという不安に駆られながらも、エレベーターで上がっていった。


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