簡単なアレ
ただでさえ糞文亀更新にも関わらずに新しいのを書くアレ
時刻:不明
ロケーション:街はずれのとあるダンジョン
「これ絶対罠だよ‼︎だってここだけ地面浮き上がってるもん」
そう指摘し地面に顔を付けるのは頭に禍々しい角をもち紅い瞳に短い黒髪を持つサキュパスの翔太
「え〜僕には違いがわかんないけどな〜」
屈んで同じ場所を観察しているおっとり顔のアウラウネの力也は金髪のストレートヘアーを弄ってる、体のベースは人間に見えるが緑色の体色に腰から足にかけてスカートの様な花弁が特徴的である
「わかってるならとっとと避けて先に行くぞ、いつまでそうしてるんだ」
それを見てため息を吐くリッチの飛鳥、人間とは思えない程白い肌と髪を持っている
かれこれ10分も罠に足止めされているが原因は主に翔太である、罠を見つけてはこのように張り付き進行を遅らせている。
「いい加減進むぞ、これじゃ門が閉まる前に帰れない」
「そうだねー、暗くなる前には帰りたいから行こ、ショウ君」
「それもそうだし行くか、あ最後にポチっとな」
「うわ!馬鹿野朗‼︎」
そして最後に起動させるのであった…
これは前世で幼馴染だった3人が魔物娘に転生しファンタジーな世界を堪能する物語である
「全く…翔太の所為でエライ目にあったじゃないか」
「とか言っても力也も楽しんでたじゃないか、良いか?こう言ったスパイスを加え経験を積んでいく事で人生は楽しくなっていくんだ」
「う〜ん、楽しかったけど流石に毎回は疲れるかな〜」
「力也も甘やかすなよ」
「ちぇっ」
「大体あの日だって工事現場に幽霊を見に行こうなんて言ってなければこんな事にならなかったんだ‼︎」
「あーあーその話はもう良い、大体付いてきたお前にも責任はある」
あの日、翔太達は学校で噂になっていた「工事現場の幽霊」を見る為に力也と飛鳥を誘った。翔太は単純に好奇心から、力也も折角ならと話に乗り、飛鳥は二人がやらかさない為の監視役として…
工事現場に着いた3人は立ち入り禁止のフェンスを越えて幽霊が出ると言われる大穴に近づくと力也が何者かに突き飛ばされ穴に落ちてしまった、翔太と飛鳥が狼狽えるなか現れた「誰か」は翔太の腕を掴み穴へ投げとばしてしまった、残った飛鳥は逃げ出そうとしたが暗闇のなか方向感覚が狂い自ら穴に落ちてしまった。
そして気付いたら3人とも森の中に倒れていた…
こうして元男子高校生の3人は魔物娘となり元の世界に帰る為異世界を渡り歩いて行く