第壱話 幕開けの音
どうも。虚鉻 靈です。こちらデスゲーム小説「幽靈ごっこ」の第壱話です。
ぜひ読んでいただけたら嬉しいです。
__カチリ。
一人での学校帰りのことだった。突如として、脳内にて音が鳴った。
スマホの画面をスクロールする手を止め、ほんの少し様子を見た。しかし、大して害があったわけでもなかったので、僕_ 宮手 慧介はその音を特に気にしないようにした。
そうしていたのも束の間、急激に辺りが暗くなる。...いや視界が黒く染まっていっていた。
「なん...だ...これ...」
"それ"はあまりにも突然だった。
そして、"それ"はあまりにも非情だった。
気づけば見知らぬ学校の校庭に立っていた。
「どこだよ...ここ...」
異様なのは、自分の住んでいる辺りでは見ない学校であることだった。
そして、もっと異様だったのが___
老若男女関係なく約20人がこの校庭に集まっていることだった。
全員、知らない人だった。
「あの...ここってどこだか分かりますか...?」
突如、後ろから声をかけられた。
我に返るように後ろを向くと、そこには年下に見える女子がいた。
「すみません...自分も気付いたらここにいて...全く分からないです...」
女子とはあまり話さないから、変な感覚だった。
「ですよね...」
気まずい空気が流れる。
「えっと...自己紹介...しておきます...?」
気まずい空気を変えるために、とりあえず言葉を発する。
...って馬鹿なのか僕は...!?普通初対面の人に名前なんて話さないでしょ...!これじゃ不審者じゃん...!
「あっ...自己紹介...しましょうか...。私は多川 百愛です...!」
...いや話すんかい。まあ、そうなれば自分も自己紹介をしなければ...。
「あ...えっと...宮手 慧介です...よろしく...」
「はい...!」
再び気まずい空気が流れる。おそらく彼女も男慣れしていないのだろう。ならば無理もない。
その気まずい空気を遮るように、突然としてチャイムが鳴る。学校では定番の、あのチャイム。
そして、謎の声が運動場に響き、スクリーンのようなものが空中に現れた。そこにはピクトグラムの人が映し出されていた。
「皆様、御神楽高等学校へようこそお越しくださいました。私は時雨という者でございます。以後お見知りおきを」
心のないアナウンスだった。性別は男のようだが、年齢は分からない。
「さて、皆様は何故このような場所にいるのかずっと気になっていると思いますが、今からそのことについてお話をさせていただきます」
嫌な予感が脳をよぎる。汗と震えが止まらない。
「今から、皆様方にはデスゲームをしていただきます」
その嫌な予感は当たり、僕らの恐怖の遊戯が始まった。
小説「幽靈ごっこ」第壱話いかがだったでしょうか。ここで小説書くのは初めてなのでド素人ですが楽しんでいただけたなら幸いです。改善点あったらコメントお願い致します。




