登場用語解説③
【登場する地名】
◾️ポイント・ネモ
新太平洋上、ニュージーランドとチリの間、南緯48度52分5秒、西経123度23分6秒に位置する地球上で最も陸地から遠い海。
別名、海の砂漠とも呼ばれる。
そこでは近年水深3600m地点にて、巨大な海底ピラミッドが発見され、強固なバリアに守られながら棺の形をした冷凍睡眠装置にレムルが長年コールドスリープについていた。
◾️フェニックス星
地球から57億光年離れた場所にある、「フェニックス銀河団」の中枢を担う惑星。ハインリッヒ・フォン・ゼッペラーはこの惑星の出身であり、ここはギャラクシア・ヴァース帝国の支配下にある。
◾️アンドロメダ星
地球から250万光年離れた場所にある「アンドロメダ銀河」の中枢を担う惑星。アンドロメダ星人は古代エジプト人を彷彿させるような出立ちをしている。
◾️シリウス星
地球から9光年離れた場所にある惑星。異星人に奴隷として扱われている者も多い。
【登場する団体や組織・施設など】
◾️最終自衛隊中部方面隊
新兵庫県新伊丹市に拠点を置く、新静岡県を除く日本の東海地方、北陸地方、近畿地方、中国地方、四国地方の防衛や災害派遣を管轄する最終自衛隊の支部の一つ。
福山滋がかつてここに出向しており、最近、最終自衛隊総司令部へと帰任した。
◾️ターミナル・コア
機甲十字軍の本拠地。南極の南極点の地下にあり、巨大な地中に向かって広く大きくなるビルのような構造になっている。大きく分けて三つのターミナル・コアがあるが、詳しい構造はまだ不明である。
◾️Kids Life・Design Homes
雪月萌が入所していた、身寄りのない子供や親の虐待やネグレクトから逃れてきた子供など諸事情を抱えた子供たちが集まる児童養護施設。
略してKLDHと呼ばれ、「子供たちの豊かで幸せな人生を再設計していく家」という意味を込めて、Kids Life・Design Homesと名付けられた。
利用者の年齢層は0歳の赤ちゃんから10代後半まで様々だが、中には諸事情により20代以降も延長して利用している者もいる。
◾️宇宙公共放送局
「Space Public Broadcasting Station《スペースパブリックブロードキャスティングステーション》」、略して「SBS」ともいう、ラニアケア超銀河団内の公共放送機関。ラニアケア超銀河団内の各地に放送局があり、本部は月にある。
宇宙連邦政府からの圧力で報道の自由を駆使して、宇宙連邦政府に都合の悪い事実を揉み消したり、プロパガンダを行ったりすることは日常茶飯事である。
◾️UBA
「Universal Basketball Association《ユニヴァーサルバスケットボールアソシエーション》」の略称。宇宙バスケットボール協会である。ラニアケア超銀河団内のバスケットボールプレイヤーの憧れであり、浪川陸翔もUBA入りを目指している。
◾️TIPS
杏花・E・ティアーがよく通っていた会員制フィットネスクラブ。地球以外の惑星にも店舗があり、杏花はアメリカ合衆国のニューカリフォルニア州にある店舗へよく通っていた。
◾️スペース・ハリウッド
宇宙から大物俳優や大物女優、アクションスターが集まる、芸能人なら誰もが一度は憧れる映画制作会社である。
ミア・沙羅・シュナイダーは最近、スペース・ハリウッドから主演でオファーがかかった。華園明日美も憧れており、のちにオファーがかかる。
◾️アースドーム
地球の衛星軌道上にある廃棄予定のコロニーを改造した巨大なライブ会場。地球を一望できる見晴らしのよい会場であり、ここを利用するアイドルやアーティストたちは地球をバックに歌やダンスなどのパフォーマンスを披露する。
【登場する出来事】
◾️天ヶ原の戦い
新西暦2079年に起きた、前星帝「アルル・ド・アトランディア」が急没したことで後継者をめぐって始まった、宇宙連邦政府内の大規模な政権争い。
アルルの次男であるシャルル・ド・アトランディアを擁立せんとする、当時中将だったラングランド・アルベルトを中心とする改革派と、長男である「ラウル・ド・アトランディア」を擁立せんとする「セルゲイ・ゴルルコフスキー大将」を中心とする守旧派が対立した。
戦いは天ヶ原宙域にて行われ、当時大きく二分していた政治的な派閥が次の政権をめぐって本戦で改革派は龍王星に拠点を置き、守旧派は天龍星に拠点を置いて、序戦から終局まで約三ヶ月に渡り激戦を繰り広げた。
その様は、「豊臣秀吉」の後継者争いを発端に戦国時代末期に起こった、天下分け目の戦いとも呼ばれる「関ヶ原の戦い」に例えられた。
激戦の末、改革派が勝利し、守旧派の将校たちは「連邦裁判」で責任を追求され降格・極刑・辺境惑星や辺境銀河への左遷などに遭い、守旧派の中心人物であったセルゲイ・ゴルルコフスキー大将とラウル・ド・アトランディアは「外宇宙追放刑」となった。
この戦いののち改革派は一気に宇宙連邦政府内での政治的主導権を握り、七賢星を発足して盤石な政治体制をラニアケア超銀河団全域に築くこととなった。
【登場する語句】
◾️バイオフィードバックシステム
パイロットの五感を通じて、通常のアーマード・ギアのOSの何倍もの反応速度や戦闘能力を引き出すことができるシステム。
Gトルーパーズとミア・沙羅・シュナイダーは強力だが負荷の大きい試作型、機甲十字軍の一般兵たちは負荷が小さい分効果も小さい、小型化された量産型を使用している。
戦闘終了後には毎回「バトルフィードバック」というあらゆる戦闘データの反映や更新を行い、次回の戦闘で課題や欠点を克服した状態で戦える機能がついており、非常に便利だが、システムの使用はパイロットの心身を大きく疲弊させるため、パイロットには強靭な身体や精神力が必要とされる。
最悪の場合、パイロットの身体や精神の成長速度がバトルフィードバックについていけず、心身に異常をきたして廃人化・システムが暴走して死亡する事故なども起きているため、そこが現段階の大きな問題点となっている。
バイオフィードバックシステムは、情報・通信端末であるv Phoneの技術を応用して宇宙連邦政府が試作品として軍用化したもので、現段階で搭載されているアーマード・ギアは、ジェネバスター・デア・シャッテン・ローゼ・機甲十字軍の大部分の機体・宇宙連邦政府軍の一部の機体であり、機甲十字軍は小型化・量産化に成功している。
尚、システムの強度はレベル1〜10まであり、一般の兵士たちは際限なく強化され続けるシステムの負荷に耐えきれないため、レベルを4以下に抑えている。
◾️バイオマイグレーション
バイオフィードバックシステムの機能の一つで、バイオフィードバックシステムを共有する機体、コクピットで戦闘のあらゆる記録・情報などを直前のパイロットから引き継いで即座にパイロットを交代・継戦させることができる機能。
パイロット同士の能力や結束力が上がれば精度も上がり、連続して強力なコンビネーション攻撃を繰り出すことができる。
Gトルーパーズは現在三連続までコンビネーション攻撃を繰り出せる。
◾️バトルフィードバック
バイオフィードバックシステムの機能の一つで、戦闘終了後に毎回、五感で感じたあらゆる情報を記録、それらのデータを巨大なメインサーバーへと送信し、次回の戦闘へと反映させる機能。
自分自身の戦闘データはもちろん、敵から得た戦闘データも反映させることができるため、前回の課題や欠点を克服した状態で戦えるという、戦えば戦うほどパイロットも機体も強くなる機能。
しかしその分、敵が使用していれば敵も戦うほどにどんどん強くなるので油断はできない。
◾️スピリットフィールド
ジェネバスターが装備している青白く輝くバリアフィールド。パイロットの精神力をエネルギー源としており、精神力が強ければ強いほど防御力は高くなり、機体にまとわせて攻撃手段としても用いることができる。
敵のパイロットの精神力や攻撃力が高い場合や、不意打ちを受けたり予想外の攻撃を繰り出された時などは防御しきれずに貫通されることもある。
5人中で大和悠理が内在する精神力が最も高く、スピリットフィールドを強力なものにさせる。
◾️リジェネシス装甲
ジェネバスターとデア・シャッテン・ローゼに備わっている装甲。この装甲により受けたダメージや損傷箇所を自己修復できる「リジェネシステム」が付与される。
◾️リジェネシステム
ジェネバスターとデア・シャッテン・ローゼのリジェネシス装甲に備わっている機能。受けたダメージや損傷箇所を自己修復できるが、敵の攻撃が強力または特殊な場合は修復が追いつかなくなったり、自己修復する前に機体が破壊されてしまうこともある。
ちなみに、自己修復以外にも自己供給の機能もありエネルギーも回復できる。
◾️ライヒ・デア・ゼーレ
デア・シャッテン・ローゼが装備している紅色に輝くバリアフィールド。ジェネバスターのスピリットフィールドと同じ原理で発動する。
ミア・沙羅・シュナイダーは精神力や戦闘能力の高さからこれを機体にまとわせて攻撃手段として用いることができ、その姿が禍々しくも強く美しい羅刹天、または阿修羅天たらしめている。
◾️I計画
バスターシリーズやジェネバスターなどの開発計画の総称。レーチェル・ヴァイン=シュタインや湯川英一郎も関わっていたが、計画の全貌はまだ不明。
◾️超量子エネルギー
あらゆる生命体や物質が放つ量子波やオーラ、思考や概念といった目には見えないものから、物理エネルギーを発生させるエネルギーで、湯川英一郎が発見しノーベル量子力学賞を受賞するきっかけとなった。
バスターシリーズやジェネバスター、デア・シャッテン・ローゼの他、機甲十字軍のアーマード・ギアがこれを使用することができるが、まだまだ解明されていないことが多い謎のエネルギー源である。
◾️プラズマエンジン
かつて多くのアーマード・ギアに搭載されていたエネルギー炉。「核融合エンジン」とも呼ばれ、従来の「核分裂」と比べて放射能漏れなどの危険性が少なく、低燃費でコストパフォーマンスもよく恒星級のエネルギーを手に入れられるとして、開発当初は「産業革命」レベルの大発明となった。
◾️アステロイド・プラズマエンジン
プラズマエンジンを小型化したエネルギー炉で、十兵衛に搭載されている。父が科学者であったため、幼少期から父の側でアーマード・ギアなどの設計・開発や組み立てを見てきた皇麻里奈は、それを参考にして独自に小型化して開発した。
◾️スター・プラズマエンジン
多くのアーマード・ギアに搭載されているエネルギー炉。従来のプラズマエンジンを大きく上回り、わずかなプラズマエネルギーで無尽蔵な出力を発揮できるエンジンで、そのエネルギー量は一個で太陽などの恒星が生まれてから超新星爆発を迎えるまでの総エネルギー量に匹敵する。
第二次宇宙大戦時にギャラクシア・ヴァース帝国の機体から摘出され、これによりアーマード・ギアの開発や科学技術は飛躍的に発展した。
大戦後は、複製・改良・量産化されアーマード・ギアへ搭載され、宇宙連邦政府軍や最終自衛隊を始め多くのアーマード・ギアの動力源となっている。
◾️クアンタムエンジン
機甲十字軍やその他一部のアーマード・ギアに搭載されている、量子波から作られた「超量子エネルギー」をエネルギー源とするエンジン。
量子をプラズマなどの物質エネルギーに変換させることができ、従来のエンジンとは別次元の技術であったことから、所属不明機墜落事故の件で大きく注目された。
◾️ワームホール航法
空間に時空間の穴、ワームホールを発生させて、時間や空間を超越してはるか遠く離れた場所でも瞬間的に移動できる航法。
文明レベル4未満のラニアケア超銀河団内ではまだ普及していないが、文明レベル4以上のギャラクシア・ヴァース帝国は人工ワームホール発生装置の開発に成功しており、宇宙空間内を自由に行き来できる。
◾️ブラック・メテオ
黒い凶星ことミア・沙羅・シュナイダーとデア・シャッテン・ローゼの別名。ギャラクシア・ヴァース帝国からは黒い隕石のように、真っ暗な宇宙に神出鬼没に現れる様からそう名付けられた。
◾️霧幻の暗殺者
機甲十字軍第1機甲師団、師団長にして、ハーケンローゼス13人衆のリーダー格であるアイン・ミューラーの二つ名。
幻を見せつけ、霧で包むかのように敵の命を奪っていくことから「霧幻の暗殺者」の二つ名がついた。
◾️星帝陛下
宇宙連邦政府の代表で、宇宙連邦政府の上層部によって政治の象徴として擁立された皇帝。
初代星帝はアトランティス帝国を治めたアトランディア王家の末裔、アルル・ド・アトランディア。現在はアルル・ド・アトランディアの次男、シャルル・ド・アトランディア。
宇宙連邦政府の上層部からは一般大衆の崇拝の対象・支持を集めるための政治的な道具として扱われているフシがある。
◾️超越兵士
通常の人間とは比べ物にならないパワー・スピード・反応速度、アーマード・ギアの操縦技術などを引き出す超人的な能力を持った兵士。詳細はまだ不明。
◾️超越兵士計画
宇宙連邦政府が進めている計画の一つで、超人的な能力を持った兵士である超越兵士を生み出す計画。
計画の詳細や超越兵士を生み出す過程はまだ不明だが、宇宙のパワーバランスを変えるほどの効果があり、レムル・ムーが鍵を握る。
◾️阿蘇部節
阿蘇部晋太郎の独特なキレのあるツッコミ。普段の温厚で保守的な姿勢と比べてギャップがあるため、阿蘇部節が炸裂すると周囲の議員たちは思わず感心してしまう。
◾️スペースライナー
宇宙を超光速で走り抜ける電車。太陽系の惑星間はもちろんのこと、ラニアケア超銀河団のいたる惑星と惑星の間を線路でつないでいる。
◾️銀河ドラマ
歴史物の長編ドラマシリーズ。時代劇の登竜門のような存在で、時代劇好きの皇麻里奈はこれに出演することを目指している。皇麻里奈は石田三成が主役の「大一大万大吉」で石田三成を好きになった。
◾️直江賞
文学賞の一つで一般大衆を対象に娯楽性に重きを置いた時代小説・通俗小説、SFなどの空想小説で優秀な長編小説・短編小説を執筆した作家に授与される賞。
雪月萌は銀閣寺を発表し、若干12歳の若さでこの賞を受賞し世間から大きく注目された。




