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いろ いろ なにいろ?  作者: 朝土玲唯
プロローグ
1/49

おわり

 君が家を出て行ったのが深夜だったなら、もう暗いからと引き返してきたかもしれない。


 君が家を出て行ったのが雨の日だったなら、傘を取りに引き返してきたかもしれない。

 

 君が家を出て行ったのが冬だったなら、寒さで引き返してきたかもしれない。

 

 

 いや、どれもこれも責任から逃れるための言い訳に過ぎない。

 君を忘れたい。

 呪縛から解かれたい。

 苦しみから逃れたい。

 君を知らなかった頃に戻りたい。

 

 こんなに苦しいなら、君と出会わなければよかった。

 

 この頭が無ければ。記憶を保持する脳みそが壊れてしまえばいいのに。

 

 そう思って、思いっきり首をそらして、勢いよく地面に頭をたたき付けた。

どうか最後までよろしくお願いします

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