素敵な転生先。
初投稿です。
2話目ご覧なっていただきまして。
ありがとうございます。
楽しんでいただけたら嬉しいです。
前回までのあらすじ
カンガルーの如き筋肉質な
馬鹿デカいチワワに突撃されて、俺は死んだ。
名も知らぬ異世界の名も知らぬ平原で
団体さんが「ステータスオープン」と
叫びながら狂喜乱舞しているなら。
原生生物を刺激して凸されるのも
当然の理であろう。
デカチワワにぶっ飛ばされた
自身の今際の際にみた
クラスメイト達の絶望に満ちた顔は
今だに脳裏に焼き付いている。
楽しい異世界ライフから一変
リアル路線の異世界サバイバルに
ジャンル転換したのだ、
俺が死んだ後の状況は
阿鼻叫喚だったことだろう……
顛末は気になるが
今の俺には知り得る手段はない。
そして、そんな死に際の
俺からクラスメイト達の他にもう一つ
視えたもの。
「ステータスウィンドウ」
-------
PassiveSkill「転生」
身体は滅びようとも魂は
新たな肉体を獲て現世へと戻る。
-------
このスキルがあるからこそ
今の自分がいるので感謝しかない、
…そう、感謝しかないのだが、
このスキル、正直
微妙なのではないだろうか?
まず「転移」したのなら、
転移したまま無双するなり
生活するなりしたい訳で…
表示されていたスキルは
転生「だけ」であり
別のスキルはない。無かった。
つまりあとは
修行よろしく勝手に取得してね!
であり「お手軽無双俺ツエェ!」を
したい今のKidsたち…と言うか、
俺にはウケない。
更にはPassiveSkillと言うのも気になる。ゲームなどのPassiveは受動的に発動する訳で、この転生は永遠に繰り返されるのだろうか?
意思とは無関係に繰り返すのならば
それは、スキルと言うか…
あれ?…これ呪いじゃね…?
さぁ、異世界ライフの始まりである。
第2話 ご拝読ありがとうございました。
ご意見、ご感想お待ちしております。




