アオの嫉妬2
バイト休憩中にアオがハクに突っかかる
アオ 「お前なにやってんだ」
ハク 「なにがー?」
アオ 「なにか企んでる?」
ハク 「なにもー?ただお姉さん面白いから
ここに来てもらってカフェオレおごっただけ」
アオ 「邪魔しないでもらっていい?」
ハク 「邪魔?俺邪魔した?」
アオ 「うん」
ハク 「10年前に公園で絵描いてたお姉さんだったんだね
その時から好きなのー?」
アオ 「・・・」
ハク 「アオのことお姉さんは知ってんのー?」
アオ 「余計なことは言うなよ」
ハク 「余計なことってなに?」
アオ 「・・・」
ハク 「ただお姉さん面白いから友達になっただけ」
アオ 「お前でも邪魔したら許さないから」
ハク 「・・・」
アオ 「金輪際ユリに近づくな、わかったか?」
ハク 「やです♪友達なんだからいいじゃん
付き合ってないでしょ?
じゃお姉さんの自由だし
アオにそんなこと言う権利ないじゃん?」
アオ 「18歳になったら付き合う約束してる」
ハク 「2年後っしょ?それまで我慢できんの?」
アオ 「もう10年も待ってる、2年ぐらい我慢する
だから邪魔するなよ頼むから・・・」
ハク 「・・・店長に怒られるから戻るねー」
(絶対渡さねー・・・)
アオは苦虫を嚙み潰した表情で強く拳を握りしめた
そんな姿をハクは見ながら何か不思議な感情が出てきたことに
気がついた
「ユリ物語4」
10年前に二人と出会ってたんだ
公園で話しかけてきてくれてたのは
アオとハクだった・・・
複雑な心境
アオがカフェで働いてるって
女性の中にはアオ目当てもいるってことだよね・・・
モヤモヤするなぁ
「アオ物語4」
ハクやっぱりユリのこと好きなのか
親友でもユリだけは渡さない・・・
絶対に
「ハク物語1」
自分でもこの感情はわからない
どうしてこんなにズキズキするのか
イライラもするしモヤモヤもする
もしかして俺は・・・