宣言
いつもより早く仕事が終わり家に帰ってお風呂に入ってくつろいでると
インターホンが鳴った
急いで出てみると
「話があるんだけど出てこれねー?」
どあっぷの無表情のアオがいた
(私なんかしたかな・・・)
マンション下に行くとアオが待っていた
(やっぱり無表情だな~こんなに表情ない人も珍しい)
ユリ「あの・・・私なんかした?」
アオ「んーん・・・ってかその恰好寒いでしょ」
アオは自分の着てた上着をユリにかけた
ユリ「あ、ありがと・・・アオくんは寒くない?」
顔を見ると無表情でユリを見てる
アオ「話ってのは・・・」
少し頬を赤くして続けた
アオ 「俺さ~ユリさんのこと好きなんだよ
でも今は付き合えないから友達からってことでいーい?」
ユリ 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・え”」
(なに?私のことが好き?無表情男が私を?
普通好きならにやけたりしない?
無表情なのに私を好きなの?ありえないでしょ・・・
しかも無表情何歳?絶対年下よね?
わけわからなくなってきたぁぁぁぁぁぁぁ汗)
アオ 「聞いてんのー?好きなんだよユリさんの返事聞かせてくんね?」
アオはユリを無表情で見下ろしながら聞いた
ユリ 「あ、あ、あのアオくん何歳?私30歳だよ?
アオくん見た目からしてかなり若いよね?
告白の相手間違ってない?大丈夫?」
アオ 「俺は16だよ、今は無理だから18になったら付き合おうよそれまで友達ってこと」
(16????若いと思ったけどまさか16歳だなんて!!!
16歳が30歳の女を好きってありえないよね???
世の中のみなさぁぁぁぁぁんありえないですよね?!
しかも付き合ったりしたらこれは間違いなく
事件じゃない?私ニュースに載っちゃうよ!!!
だめだめだめ!!絶対やばいやつ!!
例えるなら美人局の逆?!事件ですよみなさん!!!)
パニくるユリ
アオ 「18までは友達だけどその間ユリさんは男作んないでね
男と遊びに行くのも連絡先交換も二人になるのもぜってーだめ」
ユリ 「・・・いやあの・・・16と30はさすがにまずいと思うよ・・・」
アオ 「だから18まで待っててよ18になったらそっこー俺が彼氏になるから」
ユリ 「いやいやいやいやいやいやそれでもアオくんが18歳になったら私32歳だよ?」
アオ 「だからなに?」
ユリ 「アオくん・・・もっと年が近い人と恋愛したほうがいいと思う」
アオ 「なに言ってんの?俺はユリさんが好きだからこの先もユリさんしか好きじゃねーし」
ユリ 「人の感情に絶対とかはないんだよ、特に10代の恋心はその場のノリっていうのもあると思う」
アオ 「じゃユリさんは俺を振るの?」
ユリ 「振るとかじゃないよ、年齢で無理だと思うの」
アオ 「だから18まで友達って言ってるでしょ?俺の事好き?嫌い?」
ユリ 「・・・まだ出会ったばかりでわからない」
アオ 「嫌いでもこの先は好きになるかもしれねーから俺は諦めないよ」
ユリ 「・・・」
アオ 「そーいーうことだから今から18まで友達よーろーしーくー」
言いながらニヤニヤしながらユリに握手を求めるアオ
(なにがなんだか・・・でも無表情じゃない・・・レアキャラだな~
っていやいや16歳のアオくんと友達・・・汗)
ユリが考えてるうちにアオがユリの手を強引に握り激しく上下に動かした
アオ 「俺の家ここから10分もかかんねーからまた会いにくるねー」
アオは帰ろうとしたが
アオ 「ユリー連絡先教えてー俺小林アオって名前ねユリは?」
ユリ 「あ・・・私は角田ユリ・・・」
アオ 「素直だね」
ユリの頭をぽんぽんと軽くこつくとアオは帰っていった
後ろ姿を見ながらユリはアオの上着に気がついた
とても暖かくて優しい匂いがした
(私って匂いフェチだっけ・・・汗)
でも小林って・・・親友と同じ苗字
日本は小林多いのかなぁ
その夜はなかなか寝付けないユリだった
「ユリ物語2」
16歳に告白されるとか夢にも思わなかった
漫画やドラマの世界だよ
しかし私の家から10分以内にアオは住んでるって言ってた
めちゃめちゃ近い・・・
もしかしたらどこかで会ってたのかな
あのニヤニヤした顔どこかで覚えがあるんだよな~
最近も見たような気がしないでもない
もっと昔にも見たような・・・
アオは不思議な無表情人間だ
私16歳の男の子を好きになるのか?
ありえないよね
私の理想はどんな人だろう
年下?年上?
でももう恋愛で傷つきたくない
裏切られたくない・・・
アオは友達って言ってたから
ゲーセンやラーメン友達ってことかな
それならいっか笑
「アオ物語2」
やっと言えた
ずっと想ってたことを・・・
やっぱ年齢が邪魔をしてくる
現実的に考えて16の俺が30のユリを好きなのは
ありえないことなのか
そんなの俺には関係ない
ただユリや親に迷惑かけたくない
だから2年待つって決めた
ユリ・・・2年待っててほしい
この2年で俺を好きになってもらう努力するから・・・