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コンピューター ボーイ  作者: てっちゃん
5/20

翌朝

「オハヨー!コウ」


完全に油断していたところに、急に耳元で大きな声がした。


「そんな、バカでっかい声だすなよ、びっくりするだろ」

「あんたがボーっとしてるのが悪いんでしょ。」


まぁ、ボーっとしてたのは認めるけれど。朝なんて、みんなそうじゃないのか?

と思ったら、例外が目の前にいた。


「コウ、部活決めた?」

「まだだよ。」


昨日の今日で、そんなに簡単に決まるわけないだろ。


「そうなんだ。決まったら、いちばんに教えてね!」


え?なんで?まぁ、ほかに話すやつもいないから、たぶんそうなるだろうけれど。


「じゃぁね。バイバイ」


そういいながら、アユミはつむじ風のように走り去っていった。


なんだったんだ?


校舎に入り、げた箱の扉を開けたときに、心地よい声が耳をくすぐった。


「コウくん、おはよう」


ユリさんだ。やっぱり、落ち着いてるときは、すごく大人っぽい。

しかも、なんだかシトラス系のいい匂いがする。


「おはようございます。ユリ先輩。」

「ございます、は、いらないよ。」

「でも、いちおう先輩だし。」

「いちおう?」


上目づかいににらまれて、なぜか笑っちゃった。

ユリさんも、同じように笑ってくれた。

楽しい。

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