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コンピューター ボーイ  作者: てっちゃん
13/20

準備

「20分て、結構長いよね。」


僕はユリさんに投げかける。


「最初と最後にあいさつしたいし、問題もひとつづつゆっくりやりたいから、5〜6問でいいと思う。予備を入れて、10問が目標だね。」


それくらいなら、なんとかなりそうだ。


僕らはいろんな問題を考えては、出し合って、意見を言い合う。


「テレビのクイズみたいに、問題文が僕らが読むのに合わせて出せたらいいよね。」


「ヒントはひとつずつ、タイミングをみて出したいな。」


「全員に早押しボタンを渡すのは無理だから、挙手制かな。」


だんだん具体的になっていく。

やっぱり、目的があると楽しいな。


「ごぼうクイズもいれるの?」


僕がいちばん最初に作った、ちょっと恥ずかしいやつ。


「私たちの代表作だもん」


と、ユリさん。


いつのまに、そんな位置づけになったの?


ほかにもいくつか、なぞなぞを加えて、なんとか10問の問題が完成した。


ユリさんが司会と進行、僕がパソコン操作と問題の読み上げを担当する。


アニメーションのタイミングに合わせて読んで、

手が上がったら、読むのとアニメーションを止める。

結構難しいぞ、これ。


画面を見ずに、アニメーションに合わせて問題が読めるようになるまで、僕の特訓が始まった。


ユリさんは、最初と最後のあいさつに、頭を悩ませているようだ。


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