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第1章②ようやく動き出す

何となく主人公のキャラクターが固まってきました。


「うっうぅ・・」


食べ終わると涙がぽろぽろ流れた。



クマ親父は、食事トレイを持ち立ち上がる。



「あ、、ありがとう。ございましたっ・・」


やっと声を絞り出して、お礼を言うことができた。


「おぅ!気にすんな。困ったときはお互い様だろ。」

と、そのままドアを閉めて部屋から出ていった。



しばらく涙が止まらなかったが、少し落ち着いてくると改めて自分の身体の変化に戸惑ってしまう。



私は、山本涼子やまもとりょうこ 38歳。女性、職業は看護師だ。

だが、、この身体は推定年令10歳前後。

男児、である。


はっきりいってショタ願望などは、ない。

断じてない。


漫画やアニメが好きなオタクではある。

ただ、現実世界に戻れない程でもない。

ふつーのどこにでもいる人間だ。


「そういえば、クマ親父と会話できてたなぁ」

そう。

日本語で話しできたし、聞き取れる。


だが、クマ親父の風貌は明らかに日本人ではない。

ここは外国?


あとひとつ。

可能性として、そろそろ私にもあるんやないかなぁ

とか思ってたコト。


そう、異世界!!


「ぷっ」

自分の妄想に思わず吹き出してしまった。



だけどねぇ

私、神さまに会ってないよ?

チート能力貰ってないよ??


でも身体は明らかに変わってる。


転生ってやつかな。。



考えを巡らせているうちに、なんか気持ちが高まってきた。

「お腹いっぱいになったお陰やな・・」


うん。

このままじゃあ、何も分からんままやし!

クマ親父にもう一度お礼をいって、色々聞いてみよう。



「よし!」

と、気合を入れて私はようやくベッドから動き出すことにした。


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