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第3章➀お出かけ-後編-

「おかえり」「ただいま」、異世界で帰ってくる場所ができました。

日もとっぷり暮れて

真っ暗闇の中、何度か休憩をはさみながら

やっと家に着いた。


「お疲れ様~

荷下ろしは明日にして

二人ともご飯にしましょ~」


マリーが灯りを持って、玄関で迎えてくれた。


「マリー。

危ないから中で待っていてくれと

何度も言ってるだろう。」


ガイルが困った表情で、マリーに駆け寄る。


「ごめんなさい。

二人が心配だったのよー」


と、暖炉で暖められた部屋の中に入ると


「ただいま~」


と自然に口から言葉がでた。


一瞬、ガイルとマリーが顔を見合せ、


「おかえり。」

と言ってくれた。


「なんでガイルも~?笑」


皆で大笑いした。


その日の夜は、たくさん話をした。


アーロンのこと。

店の珍しい商品やマリーのお弁当がおいしかったこと。


あの女の子は、『ミリューイ・ジンクス』

というらしい。

アーロンの娘で、8歳。

魔法の才能があり、都市【ノグ】で寮つきの

魔法学校に通っているとのこと。


人間が魔法を使えるのは希少レアなため、

奨学金で迎えられかなり優遇されるらしい。


ガイルの剣術に憧れているので会ったら必ず稽古をせがまれるから避けてるんやって。


顔は見えなかったけど年の近い子供と

友達になれたらいいな、とおもったんやけどな。

ちょっと残念やったけど。


また縁があれば会えるかな。


――ここに来て二週間くらい。

生活にも慣れてきたし、

今後のことをもっと具体的に

考えなあかんなぁ・・・

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