五十八〜いつ終わるのか←(理都視点)
「さて、お遊びは此処までにするとして……」
サクサク美味しいシリアルも程々にしなければ。
ん?お前が言うなって聞こえた希ガス……気のせいということにしておこう。←
気を取り直して……
「文香をどうしたんだい?修道女よ」
修道女の、血汐のようにアカい濡れた唇が弧を描く。
「罪に不相応の罰が、彼女の魂に与えられてはいけないでしょう?
身体がこれ以上罪を追わぬよう、保護させていただきましたわ」
「魂の方は?」
「そちらは、これから死神を手配させていただこうと思っていますわ」
ふーん……彼女にしては、ねぇ。
「そう、それなら良いわ
良い対処法よ」
「お誉めにあずかり光栄ですわ」
彼女は、恭しく服をちょんと摘んで頭を下げた。
「それはそうと、私、そちらのお嬢さんに用がありますの」
彼女の視線は私を見る時と異なり、鋭く楓を射抜く。
楓はその視線にびくりと、一瞬身を震わせる。
「楓に?何故かしら」
「ええ、理由は当然……」
よく此処まで彼女から隠しきれたものね。普通の生活をさせながら……もう、時が満ちてしまった。
自嘲の笑みを浮かべてしまう。
「そちらのお嬢さんが罪人だからですわ
それも、まだ相応の罰を受け終える前に逃げ出した…ね」




