五〜それは、異変(楓視点)
補習を真面目に頑張ってます!高木先生の監視のもとで。
疲れたなと思っていると…
『〜〜〜』
ふと何かが聞こえた。
そして、窓から一瞬影が通った気がした。
窓の外を見てみる。
この時、気のせいだったら良かったと死ぬほど思った。
「き、きゃー!」
「どうした!?九条!」
「た、た、高木、先生……あれ…」
私が指差した方向を向いてみると…
「……っ!?」
先生が驚いた様子を見ると、そこにいた他の生徒も好奇心半分で見ようと窓に集まる。
「「「うわーーっ!」」」
「「「きゃーーー!」」」
ちょw叫びがすごいw人のこと言えないがww
その声に正気を取り戻したのか、高木先生は生徒達に避難命令を出した。
「九条も、ほら、避難しよう」
「ど、どこに…?」
「とりあえず校外にかな」
「あ、はい…」
途中、何事もなく無事に校外へ出ることができた。
門の外には、他にも避難してる生徒や教員が何人もいた。
「高木先生っ!」
他の先生が高木先生に話しかける。話し込んでいるようだ。
耳を澄ましてみれば、内容が聞こえた。
どうやらまだ校内に生徒がいるということだった。
高木先生は
「すぐに、探しに行きます!」
そう言って他の先生方の引き止める声を振り切り、また校内に入っていった。
私は思い出す。
窓から見た光景を…
何人もの、血に染まった死体を……
微かに漂ってきた、鉄の香りを……
この作品は、不定期更新です☆
さて、気付いた方も居るかもですが、説明します☆
里都視点の担当は、珠樹です☆
そして、楓視点はルラキなんですよー
違いが、かなりありますねwwww