四十五〜我慢できなくて、見捨てられたww(里都視点)
ゆーちゃんから、次々明かされてゆく。
ゆーちゃんと文香ちゃんの従姉妹という関係。
幼い頃、遊んだ倉から術に関する本が出てきたこと。
ゆーちゃんや文香ちゃんに、高い霊力があったこと。
術の練習を遊びでやったことなど…
ゆーちゃんが話し終えると、文香ちゃんが口を開いた。
「私は、ゆぅ姉に劣等感を抱いていました
ゆぅ姉、優秀だったから…
でも…」
文香ちゃんの目から涙が零れる。
「ゆぅ姉が大好きでっ…だから、ゆぅ姉を殺し、守れなかったり、貶めた奴らを許せなかった!」
文香ちゃんの濁った目は、由紀ちゃんを捉えた。
「あなたがっ!高木先生があの時…ゆぅ姉の側にいればっ……ゆぅ姉を傷つけなければ、死ななかったのにぃっ!!」
由紀ちゃんは、目を伏せた。
後悔して、苦しんでいるとわかる。
そんな由紀ちゃんに、まだ文香ちゃんは言葉を続ける。
「自分が一番大切だから、我が身可愛さにゆぅ姉を突き放してっ!
そう、みんな自分が一番可愛いんです」
次に文香ちゃんの目は、私と楓を捉えた。
「私は、復讐するためにこの学校に来た…」
「そして、仲の良い友人同士を危ない目に遭わせて引き裂いた
友情を試すために…」
そう、友人同士の喧嘩が多発していた。そして…
「「私達にも目をつけた」」
私と楓の声が重なる。
「私たちの周りに、異常な事が立て続けに起きた」
例えば看板が倒れてきたり植木鉢が落ちてきたり…などと、楓は起きたことを言った。
れいれいは、時折顔色が青ざめていたwwwwwwww
「でも、私達の仲は変わらなかった……というか、深まってたよね?」
楓は、あれ?という風に首を傾げた。可愛いなぁ〜
「正直、復讐するのに柏さんが一番邪魔でした」
だろうねwwww
しかし、私からしたら…
「でっていう」
「里都らしいよねww」
「高木さん、里都が確実におかしいんだが…」
「さすがに、今回ばかりは否定できないよ…柏」
「里都………常識的におかしいよ」
ちょっwwww皆wwひどいwwwwww
てか、由紀ちゃんにまで見捨てられた。絶望☆