三十七〜推理だよーww1(楓視点)
小学5年生時、将来の夢がニートだった珠樹ですwwww
この作品も後半に入りました………多分
てな訳で、ルラキさんと相談した結果
続編というか、繋がった作品を書きたいし
気が乗ったら書くことになりました!
と、いうわけでこれからも宜しくお願いします☆
ルラキさんとメールしたら、いつの間にか内容が短編小説風になっている
助けて……wwwwwwwww
メールが来ていたのは私だ。
騙したけど…
まぁでも、これで真実に繋がるかな?
「……この怪奇事件を仕組んだ犯人は、術に精通している者として考えてみましょう」
「九条?」
「?」
「九条さん?」
十朱さんや高木先生、文香ちゃんの不思議そうな顔を前に、スゥ…と息を吸う。
きっと、大丈夫だ。
「犯人は、主に理都を狙った
それは、私と親友だったからと、高木先生と仲がいいってこと…
この二つの条件が揃っているから」
「それは、まぁ…」
「確かに理都は当てはまっているが、理都でなくともよかったはず…
まぁ、ここは置いておきましょう
理都を狙った理由は…私でもわかりませんからね☆」
嘘…本当はこれかなっていうのがあるけど…今は言わないほうがいいな…
「理都を狙わなくてもいいけど、理都を狙う理由はあるわけですし…」
「まぁな…」
「確かに…」
「そう言われればそうですが、柏さん以外にも殺されてますよね?」
確かに…だけどそれは…
「後ではっきりするよ
じゃっ、推理していきましょ!」
楓ちゃんの推理ショーだよ!
「狙われる理由は先ほど言った通りで…術は、如月家は確か術に精通していると言っていましたね」
「そうだ、だから如月 夕香がこの怪奇事件を起こしたのだと……
如月 夕香は、力を持っているはずだ…霊力は魂にあるからな
死んでからでも術は使える」
へー、そうなんだww
「ならば、起こしたのがもし彼女だとしてなぜ、高木先生に何もしないのです?
親友だったのに…」
高木先生に何もしないじゃ語弊があるけど…高木先生は教師なのに消えないから。
「…っ!それは…!」
「そもそも幽霊にお菓子を作ってもらっているという時点でおかしいではないですか?
いや、里都が変なのもあるけどww
殺人をする幽霊がそんなことをするとでも?
到底そうは思えませんが…」
長文喋るのつらぁい…
「そもそも、なぜ如月 夕香は突き落とされたんですか?」
私は高木先生を見る。
「…高木先生…何か隠していませんか?」
「…っ!」
高木先生の顔が一瞬強張るが、十朱さんはそれを見逃さなかったみたい。
「高木さん?」
高木先生は、意を決したようにそっと口を開いた。
「…実は……その時、夕香はいじめられていたんだ」
十朱さんは何となく分かってたみたいで驚いてないねw
文香ちゃんも驚いていない…
「突き落とした人に?」
「正確には取り巻きもいたから、達…かな」
「その時、先生達は?」
「……助けてはくれなかったね…」
やっぱりか…アルバムを見たとき所々に痣っぽいのあったんだよね…
あれっていじめの跡だったのか…
暴力はんたーい!
高木先生は何かを思い出した様子…
「そういえば、幽霊は生徒に会うたびに早くなっていると言っていたよ
その代わり先生に会うと消えるらしいということも…柏が」
「へー、理都が…」
里都には千里眼(笑)を持ってるように思えてならない。
あらゆることを見透かしてるみたいだからww
「いつ聞いたんですか?ww」
ちょっと、気になる。
「逃げてる途中w」
「ちゃんと逃げてくださいよーw」
「逃げてる途中だったんですねw
さすが柏さん」
「おい、こんな雰囲気の時に」
「テヘペロ……
話戻りますが
もしかしたら、魂自体は本人かもしれませんね…」
「ほへ?」
ほへ?ってww高木先生可愛いなwwww
十朱さんは、分かってたみたいだけど…
「つまり、先生に会うと当時の記憶とかが強くなって逃げてしまうのかもしれません
だから、消えてたのかも…」
「それはありうるな
根本から恐怖の対象は変えることは難しいだろうし…」
「後は如月 夕香は、自分で術を使ったのか…誰かにかけられたのか…」
ブーブー
またメールだ。
ん?また理都からメール?これは、教室?
『ゆーちゃんと
ゲームなう☆
○生ゲーム
ゆーちゃんが
mjd強杉ワロタww
追伸☆
人狼が見つかったみたいね☆
おめでと〜』
この文と一緒写真も付いてきた。
それは、理都と夕香が二人で教室をバックに撮ったと思われるものだった。
ん?
これってお札?
お札の部分だけ拡大してみる。
「これは…如月家特有の術式だな
しかも魂を縛り、操るものだなぁ…こりゃあ」
後ろから勝手に覗き見てた十朱さんがそういった。
てか…めっちゃ驚いた…
「如月 夕香は操られているんですか?」
「あぁ…画質わりーから細かいことはよくわかんねぇがな」
「操られていたということなら、重要なのは誰が操っていたのかですかね…
私たちのことを知っている者がやったと考えるのが普通ですね」
「あぁ、それが妥当だな
知らない奴がここを怪奇現場にできねぇだろうし、理都を狙うこともできないだろうしな
最初の無差別殺人は、余興であり…必要な準備であり…生贄だったんだろうなぁ
文献に似たような術を見たことあるが、数人の生贄が必要だと書いてあった」
生贄ねぇ…
可能性が絞られてきたな。
「そうですね
さて…さっき私は嘘を言ってしまいました
なかなか人狼さんが隙を見せてくれないものですから」
「………はっ?」
「先ほど、メールが来た音がしたでしょ?」
「あ、あぁ、結局誰に来たのかわからないが」
「それ、私です
メールきたの」
「ひょわっ?」
ひょわっ?って、さっきから高木先生の驚き方が可愛いww
ちなみに、内容は『暴力へんたーい』だったww
多分、さっき私の内心にあった暴力はんたーいのに対するものかな。
本当に千里眼持ってんじゃね?w
話は戻り…
「私は先ほど、自分にメールは来てないと思わせ、皆さんに携帯を開けさせたんです
…文香ちゃん
あなたの画面には如月 夕香とのツーショットがありました」
「…っ!人違いじゃない?」
うーん、もう少し追い込むかな。
「誠に失礼ながら…
確証が欲しくて、皆さんの携帯の画面を覗き見せてもらいましたのw」
「…っ!」
文香ちゃんの顔が一瞬、歪んだ。
それに私は思わず口角を上げた。
「さて、どうします?
人狼さん」