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【閻魔さまのお気に入り】登場人物・世界観設定

(※最新話までのネタバレを含みますので、ご注意ください。世界観設定は下の方にあります)



《登場人物》


●乙葉(苗字・非公開)……主人公。16歳。

【外見】背中ほどの長さのやわらかい色の髪。日本人の平均より色素は薄く、肌は白い。瞳も茶色。

【性格】頭は平均より悪く、テストは準備万端で挑んでも赤点。のんびりマイペース。

【特技】家事全般と子守り。

【趣味】特売品を買うことと、両親への手紙を書くこと。


●幽鬼公主……数千年前まで地獄にいたという、最も古き鬼の一族の姫。

【外見】膝まである黒髪、一対の角を持つ、絶世の美少女。

【能力】武器・防具・あらゆる道具を生み出し、その物体に『心』と恐ろしいまでの『力』を与えることができる。幽鬼の一族が作った武器は神をも傷つけることが可能。


●閻魔さま(本名・非公開)……第199代閻魔王。

【外見】黒色の髪に、深い藍色の瞳。乙葉が人形と間違えるほどの美貌。

【性格】常に無表情で無口。あまりに無感情な瞳で死者を処罰するので、冷血王だと思われている。些細なことに対しても慎重に考えてから発言するため、周囲より会話が1テンポ遅れている。相手の一言についてもいちいち真面目に受け止めて考え込むため、返事をしようとしたらすでに皆の会話が終わっていることが多いのが悩み。クーデレ。やや天然。

【能力】百鬼夜行の最後に現れ、妖怪を滅ぼし無に帰すと言われる最強妖怪・空亡(そらなき)。全てを飲み込む闇を生み出す。

【好物】甘味。


●メイさん(本名・非公開)……閻魔王の側近。死者の罪状を読み上げる司命(しみょう)という役職。

【外見】赤銅色の髪と瞳。

【性格】楽しければ基本的に何でも良いと思っている。女というより女体が好き。軟派。本音を晒すことを嫌い、常に嘘をつきながら生きている。予想外のことをしてくれる相手が好き。

【特技】わりと何でも器用にこなす。

【趣味】楽しそうなことに首を突っ込むこと。そして事態を悪化させること。

【能力】相手の心を読む。ただし純血の覚(さとり)ではないので、たまに誤認したり、よく相手を見ないとわからないこともある。父親が覚で、母親が天邪鬼(あまのじゃく)。


●シロくん(本名・非公開)……閻魔王の側近。裁判の判決文を記録する司録(しろく)という役職。閻魔とは義理の兄弟。

【外見】青色の髪と瞳。1章の半ばまでは子供の姿だったが、途中から急成長して青年の姿になった。

【性格】生真面目な性格で、特に女性問題には疎い。一日に何度も湯殿に向かうほどの潔癖症。ツンデレ。

【趣味】仕事。

【能力】烏天狗(からすてんぐ)。風を操る。かまいたちを作ることも可能。


●浄玻璃の鏡……自称・幽鬼公主がつくりあげた最高傑作。

【外見】本体は大きめの姿見。無性だが、容姿は男女どちらにも変化できる。人化した時は、腰まで流れる銀色の髪、冬の空のような薄青色の瞳の中性的な見た目。純白の深衣をまとい、手や首に華やかな装飾具をつけている。素顔を見られるのを極度に嫌い、目の部分に穴がない銀仮面で顔の上半分を覆い隠している。

【性格】主である幽鬼公主を崇拝している。ヘタレ。

【趣味】その能力をつかって、主の姿を遠くから見つめ続けること。

【能力】鏡面に、全ての者の善行悪行を映し出す。現在以前の全てを見通す力を持つが、彼の力が及ばない相手もいる。


●四ノ宮 涼(両儀)……乙葉の幼馴染として、同じ養護施設で暮らしていた。

【外見】全体的に色素が薄い。亜麻色の髪と瞳。

【性格】乙葉に対して並々ならぬ執着をみせる。かなり嫉妬深く、自分以外の存在が乙葉に近づくことは許さない。ヤンデレ。


●ヒョウくん……鵺(ぬえ)という雷獣の赤ちゃん。

【外見】サルの顔、タヌキの胴体、虎の手足、尻尾はヘビ。生後まだ間もなく、手の中に収まるくらいの大きさ。

【性格】わりと俺様。

【能力】まだ子鵺だが、雷撃は食らうと結構痛い。雨を降らせることもできるが、現在は能力があまりないので、水たまり程度しか作れない。『ヒョーヒョー』と鳴く声は、聞く者を震えあがらせるという。


●青年神(本名・非公開)……???


●牛頭(ごず)……馬頭と双璧をなす、獄丁のリーダー。

【外見】牛頭人身の男。二メートルを超える巨体で、常に筋骨隆々とした上半身をむき出しにしている。しなる鞭を振りまわし、逃げまわる亡者たちを決して逃がさない。

【性格】無口で、真面目。その恐ろしい雰囲気のせいで周囲からは恐れられているが、根は優しい。


●馬頭(めず)……獄丁のリーダー。

【その他】妹に馬面(うまづら)という妖怪がいる


●ぬらりひょん……閻魔庁の御典医(ごてんい)。

【外見】藁色の髪を後ろで束ねている。丸い眼鏡をかけた細身の男で、百官の衣の上に白衣をまとっている。

【性格】おどおどしている。自信なさげ。

【その他】あまりに存在感がないので、官吏たちにも顔を覚えてもらえない。いつの間にか隣にいたりする。


●アオさん……シロくんの副官。旧鼠。


●ムーさま……猫又の妖怪。視史(しし)であり、メイさんの部下。三毛猫。


●氷帝(ひょうてい)と炎妃(えんひ)……幽鬼公主の両親。


●べとべとさん……夜道を後ろからついてくる妖怪。


●初江王(しょこうおう)……十王のひとり。見た目は幼女。


●宋帝王(そうていおう)……十王のひとり。十王の中では一番若く、直情的な男。


●牛鬼(ぎゅうき)……閻魔庁の法廷の扉の上で、守衛をしている妖怪。見た目は巨大な蜘蛛。


●大豆(だいず)洗い……耳元で切りそろえた艶やかな黒髪の子鬼の少年。


●田中さん……乙葉と涼の育った、児童養護施設『カモメのゆりかご』の施設長。



 ◇ ◆ ◇



《世界観・設定など》


●妖怪……(別名・外道、魔縁)妖怪は基本的に地獄道に棲む生き物である。彼らは数千年前に犯した罪により、基本的に死んでも六道のいずれかに行くことはない。死は消滅。死んでも十王に裁かれることはないので、私利私欲のために好き勝手に生きる者が多い。彼らを放っておくと人間道や地獄道で好き勝手にあばれるので、目に余る行為をした者は六道文書に則って、刑吏により滅ぼされる。


●半獣……獣の姿と、人の姿になれる妖怪の総称。妖怪の位としては中級にあたる。下級妖怪の場合は、人化できない。(ただし、両儀のように人の姿でも耳と尻尾のみ変化したり、シロくんのように変化しても翼のみの妖怪は、広義の意味では半獣だが、上級妖怪にあたる)あまりに攻撃を食らうと半獣の上級妖怪でも人の姿を保てなくなり、妖怪の本性の方が色濃くなる。


【妖怪の階級】……完全に獣の姿のみ→下級妖怪。獣と人の姿になれる→中級妖怪。獣と人とその中間の三つの姿になれる・もしくは、元々の姿が人に近い→上級妖怪。


●始祖……その種の始まりの妖怪。妖力が強く、寿命が長い。


●天命録(てんめいろく)……別名・閻魔帳。あらゆる者に定められた寿命を記した巻き物。輪廻する全ての者の詳細が記録されている。他の十王の持っている天命録は、王の名を冠する。(例・秦広帳


●六道文書(ろくどうもんじょ)……六道すべての王により、定められた法律を記録した文書。


●十王……亡者の裁判をおこなう冥府の最高裁判官の十名。生前の罪をはかり、その者が次の世で、どの六道に行くかを決める。王のような役職。それぞれ、独立した幽世を治めている。秦広王(しんこうおう)、初江王(しょこうおう)、宋帝王(そうていおう)、五官王(ごかんおう)、閻魔王(えんまおう)、変成王(へんじょうおう)、泰山王(たいざんおう)、平等王(びょうどうおう)、都市王(としおう)、五道転輪王(ごどうてんりんおう)。順番に、死後6日後、13日後、20日後、27日後、34日後、41日後、48日後、99日後、1年後、2年後の審議を担当。一度どこかの地獄行きが決まっても、次の王が罪は軽いと判断すれば楽土に送られることもある。総合的な判断で、最後の行き先が決まる。ただし、次の王の審議が終わるまでは前の王の裁判で決まった地獄で過ごす。


●六道(ろくどう)……天道(てんどう)、人間道(にんげんどう)、修羅道(しゅらどう)、畜生道(ちくしょうどう)、餓鬼道(がきどう)、地獄道(じごくどう)のこと。死後、人間はこの六道のいずれかに行くことが定められている。地獄は、その中でもさらに八層に分かれている。


●八大地獄……等活地獄(とうかつじごく)、黒縄地獄(こくじょうじごく)、衆合地獄(しゅうごうじごく)、叫喚地獄(きょうかんじごく)、大叫喚地獄(だいきょうかんじごく)、焦熱地獄(しょうねつじごく)、大焦熱地獄(だいしょうねつじごく)、無間地獄(むげんじごく)。


●錬咒(れんじゅ)……別名・卍華(ばんか)。十王の目にあらわれる卍に似た模様。死者を六道のいずれかに送る力を持つ。もし十王が罪人の罪をはかり間違えた際には、錬咒の力が十王の身に跳ね返ってくる。神が十王につける枷。


●官吏(かんり)……地獄の役人のこと。この場合、下級の獄丁(ごくてい)も意味に含まれる。


●百官(ひゃっかん)……冥官。十王以外の文官・武官をふくめた官吏の総称。十王庁の官吏になるためには、六道文書に精通し、地獄の最難関である官吏試験に合格する必要がある。


●獄卒(ごくそつ)……別名・獄丁。地獄に落ちた者を苦しめる役職。官吏の中でも、武官に相当する。下位の獄卒になるためには、官吏試験は必要ない。ただし、牛頭や馬頭、牛鬼(ぎゅうき)のような上級職につくためには、やはり相応の知識が必要なので官吏試験を突破しなければならない。


●視史(しし)……浄玻璃鏡が壊れてしまってから生まれた役職。死者の過去を視て、それを巻き物に記録する役目を持つ。閻魔王は視史の調べた情報とあわせて、亡者の罪状を決定する。過去をみることができる妖怪が役目を担うことが多い。それができない者は幽鬼の一族がつくった『魔天鏡』という道具をつかう。しかし、魔天鏡は閻魔庁でも三つしか存在しないレアな道具。


●索史(さくし)……実際に人間道にむかって調査する役職。


●刑吏(けいり)……戦闘能力に特化した、六道文書の番人。刑吏は妖怪を殺すことが職務なので、地獄では獄卒よりも恐れられている。(獄卒はあくまで罪を犯した死者のみ罰を与えるため)。殺し方は刑吏の自由で、残虐な性格の者にあたったらひどい目にあうという噂。十王の配下ではないため、閻魔王であっても彼らの行動に口出しできない。神を盲目にあがめる僕(しもべ)。


●地獄新聞……社会派の記事を多く扱っている。他にも、幽界日報など、庶民よりの記事を扱う新聞もある。


●地獄茶……藻のような緑色の物体が浮いた、黒くて生ぬるいお茶。いつまでも喉にへばりつくような後味の悪さがある。この苦味が地獄では人気。


●死者時計……冥府の底から響くような怨嗟の声で、時刻を知らせてくれる。太陽の差し込まない閻魔庁では時間の感覚が分かりづらいため、必需品。『死ぬ~、死ぬ~』と時刻に合わせた回数で叫ばれるので、妖怪たちはうんざりしている。文字盤などはなく、音で判断するしかないので、うっかり聞き逃したら大変なことになる。


●魔天鏡(まてんきょう)……幽鬼の一族の誰かがつくった道具。形は、持ち手がついた片目だけの望遠鏡。浄玻璃の鏡ほど精密ではないが、ふつうの妖怪にも相手の過去を見ることができる。閻魔庁に三つ存在するが、ひとつは視史の誰かが落として壊した。



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