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チャラ男

タイトルって決めづらいですよね。

今俺は、宿屋の一室にあった鏡の前に立っている。大きめで全身がうつるやつだ。


まぁ、ある程度予想はしていた。ブルーボーン・スケルトンとの戦いや、街を歩いている時に感じた違和感。うわなんか手ちっせぇなぁとか、周りの人間でけぇ、とか。


俺は鏡に映った自分をよく観察してみる。


キャラクタークリエイトの時に作ったこんな漢にりたい!という格好ではなかった。彫りが深くゴ○ゴさーてぃーんのような顔から、二重、瞳は大きめ、線は細く、なんとも女性的な顔。高かった身長も、低く、色白になっていた。


つまりどんな感じ?っていわれればスカートはけば女の子に見える顔って言えばわかるな?


「もとの世界の俺になってる・・・」


俺はこの顔が嫌だった。家の中は家族が居るから良かったが、ひとたび学校、街に行けばいろんな嫌なことが起こる。たとえば、学校。この顔はとても可愛らしいらしく、教室に入れば男子から舐めるような視線、女子からはなに男子の視線集めてんのよっていうイミワカラン殺気。体育の時の着替えでは男子全員がアッーーーーのお兄さんに変貌して危うく食われるところだった。


街に行けばナンパの嵐。12人のチャラ男に囲まれたときはもうだめかと思ったが、たまたま警察が来てくれて助かった。のだが、家の外っていうものが怖くなってしまった。まぁ当然だと思う。


こうなってしまえば、家に引きこもるのも当然、ネットの世界にのめり込むのもまた当然だった。


で、俺はゲームばっかやってたんだが今の時代ゲームのほとんどがオンラインゲーだ。引きこもってた俺は、文字の会話でも怖くなってしまい、次第にオンラインでもチャット等いっさいせず一人で遊ぶようになっていった。


「ま、しょうがないか・・・。この世界で慣れるしかないんだ」


コンコン


ん、だれか来たようだ。


「ここの宿屋のものですが~」


すっごいチャラチャラした口調で言ってきた。開けたくない。いつもこんな感じで話すやつに絡まれてたからな。よし、寝てることにしよう!


「寝てます」


「起きてんじゃん!」


はっ!しまったっ!口に出てしまった。これでは、もう出ないわけにはいかない。


「今、開けます」


ここは丁寧にしゃべってお帰り願おう。ドアを開けるとそこにはいかにも遊んでますオーラ漂うチャラ男がいた。






sideアルビート


「ったく、お袋のやつ、自分の失敗の処理を息子に押しつけるとかありえんだろ・・・」


俺はいま宿代に十万も払っちまったバカな客に謝罪とお金の返却に向かわされていた。


「えーと203、203・・・っと、ここか」


俺はこの後ダチと遊びに行く約束をしてるんだ、こんなので時間とられたくないんだよ!


コンコン


とりあえずノック。が返事がこない。んだよめんどいな。


「ここの宿屋のものですが~」


ついつい投げやりな感じになってしまったが早く返事しない方がわるい。すると


「寝てます」


起きてんじゃん!


「起きてんじゃん!」


あ、ついツッコんじまった!・・・大丈夫だよな?いまのつっこみ待ちだったよな?もしかしていまのつっこみ待ちじゃなかったとか?あ、後で苦情とかないよな?そしたらお袋に小遣い減らされる!


早とちりなのだが今の状態の俺では気付く事など出来ない。


うがー!と悩んでたらドアの向こうの人間がこっちに近づく気配がした。とりあえず頭を抱えるのをやめ、ドアに向き直る。出てきたらすぐ頭を下げるためだ。そしてドアが開いた。


「なんでしょうか?」


そこには美少女が鎧姿で立っていた。


全体的にパーツの整った顔でどちらかというとかわいい系、それに加え低身長なのでちょっと上目遣い、腰まである黒髪は首らへんで一つに縛ってある。鎧じゃなく、ドレスや、上等な服でも着せればどんな男でも虜にするだろう。


うん。はっきり言おう。ドストライクだ。


「・・・あの?」


!?まずい、見とれていた!は、早く何か言わなければっ!


「お、お前かわいいな!」


しまったぁぁぁぁぁぁ!!!!!初対面でいきなりぃぃぃぃぃ!


「・・・・・・・・・」


やばい、すごい冷たい目で見られている!あ、でもちょっとゾクッって気持t


「すみません、失礼します」


名もわからぬまま彼女は俺の横を通り過ぎ宿屋から出ていってしまった。


side out



ゴキッ!グチャッ!ザシュッ!


イライラする。ほんとーにイライラする。それもこれもあのチャラ男のキミカワイイネ発言のせいだ。あの言葉を言われるといままで絡んできた不良や雑誌の関係者を思い出すんだ。ことわってもしつこく勧誘してくるし、前なんてテレビの生放送で「この街一番の美女を探そう!」とかいうフザケタ番組に無理矢理出演させられたことがあったし・・・。


キェェェ・・・ザグッ


「あのときは・・・あのときも・・・ん?」


気がつくと、どこかの洞窟の入り口にいた。


そう、やつあたr・・・魔物の被害をへらすため街の外に出て手当たり次第に魔物を倒していたらいつのまにかこんなところに着いてしまった。


「そろそろかえるかな」


スッキリしたしおなかも空いた。起きてすぐあのチャラ男がきたしね。朝ご飯食べてないんだ。さ、かえr


「キャアアアアァァァァァァァァァ」


!!洞窟の方から女の人の悲鳴!悲鳴からタダならぬ雰囲気を感じ取った俺は声のほうへ、一目散にかけだした。

今気がついたんですがあんまり、え、ここ100年後!?まじか、これすげー変わってるじゃん!っていう描写がないことにいま気がつきました・・・。あとやっぱり文章力・・・。次回はもうちょっと落ち着いて書いていこうと思います。

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