あれはなんだ!?(@_@;)
唐突だが、結論を言おう。とりあえず聞いてほしい。え?良い?では言わせてもらおう。
「あれはなんだ・・・」
そう、俺はあれから自分のホームがあるノーラス王国へ向かった。なんやかんやあってLvは1から32になったり、そこらへんにあった薬草拾ったりしながら。
んでやっとこさ着いた。ヘトヘトだった俺はすぐさまホームがある場所へ向かったんだ。そしたら、そこにあったのは質素ながらしっかりした小さな木の小屋という俺のホームではなく、でっかいお屋敷が建っていた。
そして俺の前にある大きくて立派な門からいかにもな「オレ、エラインデス!イバッチャッテマス!」みたいな方が出入りしていたんだ。
これぞまさに、開いた口が・・・広がらない?だっけ?・・・まぁともかくそこは俺んちじゃぁなくなっていた。しかたなしに近くの宿屋にいるのだが・・・。さてどうしよう。
あ、ちなみに今は夜なんだがそれまではしっかり、この世界について情報をあつめてきたぜ。
まず、重力やら物理やなんかは地球と同じ。科学品みたいなのはあんまなかった。というより電気で動く機械は一つもなかった。そして、この世界にはCCOのようにステータスや魔法、スキルが常識と化している。早い話、ゲーム in 俺って感じだな。お金のほうはとくに問題なかったし、言葉や文字も日本語だった。
「ほんと、どうしよう」
今の俺の格好はあの、ブルボン戦のときとおなじで鎧を着込んでいる。ホントは脱ぎたかったが服がないし、一応用心のためにと着ていたんだが、ここの主人のオバチャンがすっげぇ見てきたからな。ちょっと失敗。
(もとの世界には帰りたくないから当面の目標は・・・金はたくさあるし・・・服、かな)
目標を決めたおれは、鎧姿のまま眠りについた。
side 宿屋のオバチャン
ねえねえ聞いとくれ。おまえさん。
今日はなんだか変な子が宿を取りに来てね、顔は良いのに真っ赤な鎧に奇妙な槍を持った子が「あ、あの、泊まりたいんですけど・・・。」って恐々と聞いてきたんだよ。え?それがどうしたって?もう、そんな興味がないみたいに言わないどくれ。
それでね、ちょっとからかってみたくなって、十万Gです、って言ったんだよ。そしたら腰につけてる小さい袋から一万G札を10枚ぽんって、躊躇いもなく出すじゃない。呆気にとられているうちに「鍵を・・・」っていわれて、お金返す前に鍵渡しちゃってね?その子も受け取ったら逃げるように階段を上ってちゃって。あ、えと、まっておまえさん?あ、明日返しに行くから、その握り拳を振りおろさないでぇ!
・・・いたいよ、おまえさん。え?でもおまえは明日用事があるだろって?・・・・・あ。あったねそんなの。うーん、どうしよう。あ、そうか、アルビートに任せようか。あのバカ息子が役に立つ日がくるとわねぇ。
そんなことよりおまえさん、さっき言ってた子の容姿、気にならない?え?ぜんぜん?もう、そんなこといって、ほんとは聞きたいんでしょ?耳がピクピクしてるときって私の話に興味を持ったときのおまえさん癖だもの。
えっとね、小顔で、顔のパーツそれぞれが整ってて、目とかキリッとしてて、でも、わたしと話した時は緊張してるよ~って目になってて、体の線は鎧で見えなかったけど唯一出てた手は細くて・・・えっと、とにかく!すっごい、
美少女だったよ!
なんと主人公は男の娘だったっ!見た目美少女、鎧、槍。この三つ、私のしゅmごほん!すこし短いけどいかがだったでしょうか。次回、やっと他の人と会話になります。男(?)の友情(?)が芽生えます。