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マイ、ホームへ。と思いきや・・・

おまたせ(?)しました!どうぞ。

一通りアイテム、ステータス、スキルetcを確認し、ここはもしかしたらゲームの世界なのではないか、という仮説を立てた俺は自分のプレイヤーホーム(CCOにおいて、すべてのプレイヤーに与えられる自宅。説明は省くが武器を作ったり、アイテム作成、他プレイヤーを呼ぶなど出来る建物。俺のホームはここから歩いて30分ほどのノーラス王国にある)に向かうことにした。


ここで「CCO」の設定について説明しておこう。


まずCCO、cross crystal onlineは、PF3の剣アリ魔法アリなんでもアリが売りのオンライン専用ゲームだ。だいたいみんなが想像するファンタジーであってる。このゲームが発売する、とを世間に発表された当時、ほとんどのゲーマーはこう思った。「どうせ、いままでのファンタジーアクションゲームの設定をちょっといじった程度だろ?」と。そう、いままでのゲームはとにかくグラフィックきれいにしとけばみんな買うっしょ?音楽に力いれときゃいいのよ、的なモノしかなかった。これといって目新しさとか、斬新さが全くなかった。だがcross crystal onlineはちがった。グラフィック、音楽は良いとして内容だった。まずその世界は3つの国、1つの商業国、1つの魔物の国、2つの小さな島で構成されている。1つ、ノーラス王国、1つ、ドスパルト帝国、1つ、パラノートクイーン、1つ、レイクロー商業国、1つ、魔国、1つ、主基ノ島、1つ、悠紀ノ島。国の説明は後でするとして、プレイヤーが移動できる範囲がおよそ地球の半分ほどの面積を誇る。それでいて街の出入り、建物の出入りくらいしかロード画面が出てこない。それでグラフィックや音楽が良いときたら誰だって興味を持つ。そしてゲームのPVが発表されたときまた多くのプレイヤーを、引き寄せた。内容は、ゲームの中で選択できる「生き方」と世界観の説明しかされなかった。この少しぼかした感じが多くのゲーマーの心を掴んだのだとおれは思う。


「生き方」では、こう説明されていた。


「この世界は第2の現実世界です。ここではあなた達の世界のように悪人を取り締まる警備隊、一攫千金をねらうハンター、悪逆非道、酒池肉林の限りを繰り返す盗賊、国に全てを捧げる騎士、はたまた全ての国から指名手配されるモンスターとなるなど、あなたの望む人生を送れます。」


なにがゲーマー達の心をくすぐったか、わかったと思う。そう。さっきの説明の通りなら、あらゆる「生き方」が出来るのである。


ゲーム発売から二日後。あるモノはギルド立ち上げた。またあるモノは、とある領地の領主になったり、さらにあるモノは最高の鍛冶屋になったり、本当になんでもできた。


アイテムやスキルなどは、全部を知るのに1年かかると言われたほどだった。


さて、まだまだ説明すべきところはあるのだが、このままいくと、三日はかかるのでやめておこう。


「ガアアアァァァァァ」


おっとちょうど良いタイミングで敵が出てきた。こいつはブルーボーン・ナイトっていって、青い骨、ボロボロのフルプレートアーマー、右手に錆びた少し線の細いカイトシールド、左手には少し刃こぼれしているが立派な長剣をもつ、Lv55のモンスターだ。このモンスターは、あるプレイヤーが「こんなモンスター出してください!!」といった感じのメールをCCOを作った会社に送ったそうだ。すると、「うっしゃ、それ採用。」みたいな展開になり出来たモンスターだ。送った奴はなんとスケルトンの良さについて12枚のA4用紙、しかも裏表両方に、びっちり書いていたそうな。さらに本人が書いたスケルトンの絵も添付されていたとかないとか。


「そんな変な制作秘話でも普通に強いんだけどな」


そう、Lv55と侮るなかれ。こいつはホネのくせに斬撃、打撃、さらに魔法など、すべての攻撃に耐性を持ち、ステータスが「自分のステータス+敵対した相手のステータスの半分」とかいうチート性能を誇る。


「ッガァァァ!」


ブルーボーン・すk・・・・ながいのでブルボンと呼ぶ。ブルボンが、長剣で袈裟切り、回転切りを連続ではなってくる。俺はなんとか、ギリギリで回避し距離をとる。十文字槍の間合いをとるためだ。がブルボンは即座に反応し前に出て間合いをつめようとしてくる。


「くっそ!」


ブルボンが近くに迫り盾を後ろに引き絞る。かすかに赤い光を帯びさせながら。


(あれは・・・魔法かっ!)


回避が間に合わないと感じた俺は十文字槍を横にし防御の構えをとる。


「ガアァ!!」


腕が振るわれる。振った腕の後を追うようにして青黒い刃が飛んでくる。


ギィン!!!!!

十文字槍の真ん中にあたり、金属音が鳴る。


「ぐっ・・・」


結構な衝撃が俺を襲うが、その衝撃のお陰で大きく距離を取ることが出来た。この間合いでなら、槍系統の独壇場だ。


さぁ


「反撃開始だ」

どうだったでしょうか。cross crystal onlinの世界観、そしていきなり公式チートのmobとの戦闘。はたして・・・。主人公、結構動けて(るのか?)ますが元の世界ではあまり運動なんてしていません。それにかんしてはのちほど。意見、感想、ご指摘おまちしております。(作者は豆腐より柔らかい心の持ち主です)

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