表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/6

プロローグ

今まで読み専でしたが、唐突に書いてみたくなりました。



ビュウ、と荒れ果てた草原に風が吹いた。

そしてその草原に紅い鎧と布を身にまとった、一人の男がいた。


柄は赤く、パッと見はハルバードにみえるがハルバードの斧部分はなく三方向に西洋剣の切っ先のついた槍、十文字槍を両手で握りしめ立っていた。


男の身につけている鎧には所々傷が走っている。男にも傷はあった。頬には横に切り傷、閉じられたその右目には縦に痛々しい傷がある。


男の周りにはおびただしい数の異形の生き物ーー魔物ーーの死体が転がっていた。あるモノは縦に引き裂かれ、またあるモノは滅多刺しにされていた。言わずもがな男の仕業である。


そして男の前に一匹の灰色の狼がいた。いままさに噛みつく一秒前なのだが同胞たちを皆殺しにされた後では、飛びかかるに飛びかかれない。


男は十文字槍を振りかぶる。狼は恐怖によって動けない。


そして、小さな魔物の命が、散った。




「っだ~、やっと終わったよ」


一仕事終えたリーマンみたいな声をあげつつ背筋をのばす。パキポキと気持ちいい音が鳴る。


「さてさて、報酬はな~にっかな~」


コントローラーを握りしめながら「クエスト達成」と表示された画面を見る。

ーークエスト「ノーラス王国の危機」をクリアしました。経験値197500を獲得します。500000ゴールドを獲得します。アイテム「回復薬Lv5」×10「天使の涙」×3「一騎当千の髪飾り」×1「転生書」×1を獲得します。称号「英雄」を獲得しました。ーー


「うーん、なんか微妙だな。髪飾りと転生書?と称号は、初めて見るけど前半はまだあるからなぁ」


そういってコントローラーを操作する。受け取り画面を閉じ、メニュー画面を開き「ログアウト」のところを押す。cross onlineの文字がでて、ディスプレイが暗転する。電源を消し今まで座っていた椅子から立ち上がりもう一度伸びをする。


「トイレいったらさっきの転生書ってやつ確認しよ」


小さくつぶやき、部屋を出る。


パタンと決して大きい音ではなかったがやけにその部屋に響いたのだった。

はい、みごとに短い!改めてほかの作家さんたちSUGEEEEEって思いました。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ