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「小説家になろうを全作家に公平に! 偏見をやめろ!」

作者: 勝呂

免責事項:この意見に賛同してくださる読者や作者もいれば、笑って流す方もいると思います。ですが、もしこの考えに影響を受けたり賛同してくださる方がいれば、ぜひご自身でも投稿をして、この問題を広めていただければと思います! 皆さん、本当にありがとうございます!

私は「小説家になろう」がすべての作家に対して公平であることを強く求めます!

ホラー作家としての経験から語りますが、このサイトが最大の読者数を誇りながら、自分の作品にとって最適な場所ではないと気づくまでに時間がかかりました。なぜなら、常に特定の定番ジャンルだけがランキングを独占しているからです。貴族/悪役令嬢ロマンス、チート/最強主人公、スローライフ、そしてもちろん「異世界もの」。数多くの良作がランキングに載らないのは、このサイトが凡庸で繰り返しのテンプレばかりを押し出しているからです。――正直、何度「○○に転生しました」「悪役令嬢ですが○○します」を見せられればいいんですか?


私は多くの素晴らしい作品を見てきましたが、それらは決して日の目を浴びないでしょう。なぜなら、今や作家たちが「メタ」に従わざるを得ないからです。そしてコンテストも同じです。表向きは「公平に、全ジャンル歓迎」と言いながら、選ばれるのはいつも同じテンプレの焼き直しばかり。たとえばアース・スターノベル大賞を見てください。上位三作は誰が見てもわかるほど典型的で、多少「ひねり」を加えているだけ。同じものを繰り返しているに過ぎません。確かに一つ二つはユニークな要素を持つ作品もありますが、それは例外に過ぎず、決して主流ではありません。多くの作家が理解しています――テンプレを誰よりもうまくなぞれば勝てる、と。それでは創造性や独創性が死んでしまうのです。ホラー、アクション、コメディなど、他ジャンルの作家だって同等かそれ以上に優れた物語を生み出せるのに、最初から不利な土俵に立たされている。それが「公平」だと言えるでしょうか?


特に現在開催中のアース・スターノベル大賞に言いたい。全ジャンルを歓迎すると言うなら、なぜ同じテンプレばかりを選ぶのですか? 一度くらい「新鮮さ」「創造性」を評価する年があってもいいはずです。少しぐらい新しい作品をリストに加えても損はないでしょう。読者の皆さん、いつものテンプレ作品ではない物語を読んでみませんか? きっと新しい発見や喜びがあります。価値とは「代わりの利くもの」ではなく、「代わりのないもの」にこそ宿るのです。


私は訴えます。異世界・テンプレ偏重の市場を変えたいと思う読者・作家の皆さん、目を覚ましましょう。あらゆる形式の物語を尊び、創造性を大事にし、テンプレやメタに縛られない作品を作りましょう。このプラットフォームやコンテストが評価するのは「代わりの利く」物語ばかり。ならば私たちは「代わりのない」物語を求めましょう。小手先のひねりや設定だけの凡庸な作品ではなく、自分にしか書けない物語を。そうして次の「偉大な物語」を生み出し、この偏ったシステムを変えるのです。


最後にこう言います。偏見をやめろ、コンテスト! 特に「公平」をうたうアース・スターノベル大賞やネット小説大賞にこそ言いたい。


私たちに必要なのは、これ以上の「テンプレ」ではありません。


挿絵(By みてみん)


必要なのは、新しい可能性と本物の創造性です。


挿絵(By みてみん)


埋もれている宝石を評価しろ! 埋めるな!

読者の皆さん、どうか「自分が書きたい物語」を恐れずに書いてください。

メタやコンテストに押しつけられるものではなく、あなた自身の物語を。

もし今の仕組みによって疎外感を覚えている方がいるなら、それでも夢を諦めないでください。

王道であろうとなかろうと、出版の夢に向かって歩み続けてほしい。

作品を投稿し続け、常識という檻を打ち破ってください!

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― 新着の感想 ―
賞については同感です。 人気が無いが面白いものを発掘するのが仕事では?と思います。 でも、ランキングに乗るのがテンプレ作品が多くなるのはしょうがなくはあります。 現代は色んなエンタメ飽和しており時…
自分は少年漫画風のアクション作品を書いていますが、投稿を始めてから1年半経っても、やっと1万PVを少し超えた程度で、ブックマークも25しかありません。友人からは“異世界ものに切り替えろ”とよく言われま…
彼らは毎年何十もの作品を出版しています。ですから、その中に2~3作ほど新しいタイプの作品を加えても損にはならないはずです。 たとえテンプレ作品が売れるとしても、選んだ作品が成功しなくても大きな損失には…
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