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異世界の私と交換日記  作者: レン
5/31

初めての依頼


---サイド現実世界の花蓮---


くさっ!え?くっさ!


私が臭いの?

何があったの・・・異世界で


そして気が付く涙の跡

えっ、泣いてたの私


そしてハッとした。


・・・パンツ履いてない。


こわ、もう私の日記見るの怖い。

このスマホも臭いし。


でも時間が無い、意を決して日記を読む


➖➖➖


[異世界1日目]


目の前に広がる中世の街並み、(うん異世界のあるあるだ、江戸時代の街並みとかだったらビビる)


いやー、森とかじゃなくよかった。

私方向音痴だし、馬車が襲われてても無視する自信がある。


では冒険者ギルドに行こう!

いや方向音痴だった。下手に動かない方がいい


看板にある文字を見る。うん読めない。

海外一人旅よりハードル高い。お金もない。少し泣きそう。


そうだ!異世界にきたら先ずあれを確かめねば、周りを確認し、呟く。


「す、ステータスオープン」


何も起きない。うん知ってた。でもめっちゃ恥ずかしい。(〃ω〃)


後ろから声かけられた(今?)


「すみません、もしかして日本の方ですか?」


おお日本語!振り返るとイケメン君がいた。

顔真っ赤なまま、頷いた。


「良かった。僕は龍崎謙信です。はじめまして。ゲームに強制参加されたですか?」


頷く・・・(聞こえなかった?)


「・・・・・・あの他にも同じような日本人がグループで集まってるので一緒に行きませんか?」


おおナンパされてるみたいだ。

(多分セーフ)


頷きついて行く。


うん、さっきの間は、私が名乗るの待ってたね。というか未だに一言も喋ってないね。


失礼だな、私。


そんな事を考えてたら建物の中に案内された。


ここはおそらく冒険者ギルド、あー写メ撮りたい。後でこっそり撮ろう。


隅っこの一画に日本人と思われる集団が10人以上いた。


あっ、これ無理だ。集団行動苦手というか、嫌いというか、過去の経験からいいように扱われる。


このままだとマズイ、私は勇気を出す。


「あの、ありがとうございます。私集団行動苦手で、あの、その・・・」


「無理しなくて良いですよ。困った時はお互い様です。助け合っていきましょう。あのこっちの、異世界の言葉解りますか?」


首を横に振る


「少し待っててね」

と言って去り。オタクっぽい男の人を連れてきた。


「はじめて北野浩と言います」


「あの、はじめて白峰花蓮です」


私は龍崎さんにも頭を下げた。


「白峰さんは集団行動が苦手らしいけど、僕はその、異世界の事少し詳しくてーー「私も熟知してます。ここは冒険者ギルドみたいな所ですよね」(被せてすまん)


「おー色々語りたいですが、関わりたくないオーラが溢れ出てますねw」


「すみません、異世界の言葉まだ解らなくてーー「では一緒に登録からしましょうw」


被せられた。この人の方が気が合う。


「あの、もし【異世界言語】を習得したかったら、その事を紙に書いて肌身離さず持ってると良いですよ。僕のグループでは色々情報出し合ってるので、興味があったら参加して下さいね」


と言いって去って行くイケメン


僕のグループね。リーダーアピールかな?


この手のタイプは皆んなの意見も聞くよ。って言いながら、自分の反対意見は通さないタイプだな。


周りはイエスマンで固めてそう←偏見です


でギルドに登録して、一番簡単で、ある意味有名なクエスト。

下水路掃除という名の罰ゲームを選びました。


何故か?興味があったからです。


受け付けの方に案内された場所に下水路みたいな溝がある。

結構深い50センチくらい。

そこは渇いてるのに異臭がする。


えっ?ここでおしっこしてるの。


女子も?


モップとバケツみたいな物を渡された。

水の貯まった場所も教えてもらう。


モップで溝からハミだ出た物や、溝にこびり付いた物を掃除して、バケツに入った水で流す。


いつの時代ですか?・・・イメージと違う

川の水を利用して流すのでは?


助けて通訳の人!


見ると受付のお姉さんの胸元をチラチラ見てる。おい浩!バレてるよ。


受付のお姉さん気付いてても、気づかないふりしてる。


ダメだ。役に立ちそうもない。


黙々とやりましたよ。

なのでゴム手袋とマスクもお願いします。


掃除してると、女性が遠慮がちにバケツに入ったおしっこを溝に捨ててた。


(´⊙ω⊙`)


えっ?お花摘みに行けよ!マジで・・・


長い戦いが終わってから、ギルドのお姉さんに依頼書とギルドカードを見せ報告。


すげー驚いてた。感謝もされたと思う。

銀貨一枚もくれたから。


寝る所を探してる。みたいな事をジェスチャーで伝えたら、何故か馬小屋に案内された。


何故?銀貨一枚あるよ。

知ってるよね。


まぁ、少し憧れてるから良いけど、夜お花摘みに行きたくなったので郷に従った。


お風呂に入りたいとか贅沢は言わないけど、歯を磨きたい。異世界か女子にはハードル高いな・・・悪役令嬢の方が良かったな。


その後疲れてたので熟睡した。


➖➖➖


うむ、第三者視点で見ると、ただの変態だな私

改めよう


臭い理由が少し解った気がする。

ゴム手袋とか要求て、まだ続ける気かなこの子


馬小屋に案内された理由に早く気づけ




---とある本のページ---


プレイヤーが1人死亡しました

残り99人


24時に転移開始します


依頼:下水路清掃依頼達成:ポイント50獲得

エクストラボーナス:ポイント50獲得


合計:(善カルマ)1,100ポイント


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