自己紹介①
先生が教室に入ってき、クラスの人達は自分の席に座り始めた。
僕と由も、席に座り先生が教卓の上に立ち自己紹介を始めた。
「皆さん、おはようございます!この教室の担任になりました!
邉洋介です」
先生は自己紹介と同時に自分のステータスを見せ始めた。
「えー私のステータスはこんな感じです」
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邉洋介
力 B
速 C
守 B
体 B
魔 C
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やっぱり先生も中々に強かった。
霧雨雷雨のステータスを見た後だから、なんか凄いとは思えないけど普通に強かった。
「まぁ、霧雨君のステータスを見た後だから何とも凄いと思えないかもしれないが、これでも前は騎士団に所属していたんだよ」
先生は騎士団に所属していた事を明かした。
先皇騎士団
この国は、魔物から市民を守る為に騎士団というものを作った。
騎士団には、色々な騎士隊がいる。
剣を使う騎士………『剣騎士』
銃を使う騎士………『銃騎士』
魔法を使う騎士……『魔法騎士』
そして、神器を使う騎士………『神創騎士』
ちなみに、神創騎士はたった3人しかいない…
更に神創騎士の3人は、どちらも女性なのだ。
1人は、アリス・リンネカーネ
金髪で剣技スキルが高く、神器『戦天使』を使う先皇騎士団団長
意思が強く、何人もの王子に告白されたがバッサリ振るという伝説があるらしい。
2人目は、シズハ・ルメ
エルフ族の戦士で、弓を使い、狙った獲物は逃げられないと言われてる。
神器は『アルテミス』を使う。
仲間思いであり、世話焼きらしい。
3人目は、クレハ・マリ
獣人族の戦士で、短剣使いで、17歳という最年少で騎士団入りを果たした。
神器は『バステト』
面倒くさがりで、いつも寝ているらしい。
といった部類の騎士隊があり、神器使いもいる為、結構有名なのだ。
「ちなみに、先生は何隊でしたか?」
前の席に座っていた人が手を上げ、質問をした。
「先生は剣騎士隊だよ」
先生はそう答えた。
今度は別の席の人が手を上げ、質問する。
「神創騎士にあった事ありますか?」
「アリス様にはあった事があります。とても美しいお方でした…」
と、先生は騎士団長さんとの出会いを延々と話した。
僕は、ため息を付きながら話を聞いていた。
チラッと、霧雨雷雨の方を見ると彼は先生の話が興味がないようで、大きな欠伸をした後……ゆっくりと眠りについた
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