表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
62/74

アリスの願い

訓練所中央にアリスと軍隊のように綺麗な整列をしている女子達……

男子達は何が起きたのか分からなく、この状況を飲み込めずにいた。


「何が起きたの?」


「知らん、だが何やらヤバいことになったのは確かだろう」


雷雨はこの状況を冷静に判断し、アリスを見ていた。


「皆に聞いてほしい!」


アリスは、声を上げ今起きている状況を話した。


「今、東そして西から魔物の大群が接近していることがわかった」


それを聞き、男女関係なく騒がしくなる。


「魔物の大群って……」


「あぁ、俺達が大麓の森で戦った時と同じ状況だろうな」


龍と雷雨が共に戦い、Aランクの魔物を倒した、あの事件が再び訪れるとは誰も思わなかっただろう。

しかし、今回は前回よりも最悪な事が起きていた。


「皆、落ち着いて聞いてほしい!今回の魔物なんだが――」


アリスの次の言葉に、誰もが絶望した



「危険レベルSSランクの魔物が2体いることが判明した――」



誰もが口を開け、固まった。

そして、何人もの生徒達が崩れ落ちた。


「終わりだ……」

「この国は、おしまいだ……」

「いや……いや……」

「死にたくない………」


半数の人は泣き崩れ、もう半数はもう諦めていた。

だが、神器使い達だけは諦めていなかった。

もしかしたら叶わない相手かもしれないのに、神器使い達は諦めない。

それが、神の力を授かった者達の運命なのだ……


だが、龍だけは違った。

彼は、恐怖で震え上がっていた。

あの日の――アラン村の悲劇を思い出したのだ。

彼の顔は青ざめていった。


「西の方に『混沌の母・デーモン』、そして東には『敗北の戦士・亡霊ルィーツ』がいる」



混沌の母・デーモン

・ある一族が生み出した悪魔。

・物理攻撃は通用せず、魔術もあまり受けない。

・悪魔の魔術を受けると、受けた相手の恐怖心を高めさせる。


敗北の戦士・亡霊ルィーツ

・滅んだ国の戦士

・大きな大剣を軽々と振り回す

・呪いの怨念が強く、大剣の裂傷力が上がり武器を壊す



危険度がかなり高い魔物達だ。

たった一体で国を滅ぼす事ができる力を持っている。

さらに、先皇国に接近しているのは2体だ。

勝ち目がないのは一目瞭然だ。


「そしてここからが本題なんだが――」


アリスは、全員に頭を下げてお願いした。



「私が西の方で『混沌の母・デーモン』の相手をする。だから、君達には東の方の『敗北の戦士・亡霊ルィーツ』の相手をしてほしい」



全員はそれを聞き、口を開け唖然とした。

見て下さりありがとうございます!


ブックマーク等登録して頂ければ、今後の投稿の励みになります!


是非ともよろしくお願いします!

一緒に投稿している【異世界兄弟〜上位ランカーの兄弟は、異世界でも最強を目指します〜】をよろしくお願いします!



異世界兄弟〜上位ランカーの兄弟は、異世界でも最強を目指します〜

https://ncode.syosetu.com/n2983fz/

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ