先皇剣立男子高校入学②
こんにちは!
この前に1週間以内に出すっと言いましたが、予定変更です!
頑張って毎日投稿したいと思います!
学校のジュリアホールに向かいながら、僕達はお互いに質問をしていた
「龍君はなんでこの学校に入学しようと思ったの?」
「変な質問をするね?」
「え?いや〜何となくそう思って」
由は微笑を浮かべながら、そう答えた
「……近い学校を選んだだけだよ」
「へぇ〜そうなんだ」
由は笑顔で、納得してくれた。
嘘だ。
近かったからで、選んだ訳じゃない。この学校は能力鑑定という魔法道具がある。そこで、僕は自分のスキルを知りたいからだ。僕のスキルの中で唯一分からないスキルがある。
それは【死神】というスキルだ
スキル名的には、強そうだが僕は今まで使った事がない。いや、使用する仕方が分からないのだ。普通はそのスキルの発動条件が分かるものだ。しかし、このスキルだけが発動条件が分からない。さらに言うと、僕はこのスキルがいつ取得したのかも分からない。
だから、この学校の鑑定機で教えてもらうんだ。
「龍君?おーい龍くーん!」
「え?あ、なに?」
「さっきから呼んでるんだけど、返事くれないから」
「あ、ごめん。ちょっと考え事してた」
「そうなの?」
「あぁ。そう言えば、由くんは?」
「え?」
「どうしてこの学校に入学したの?」
「えっとね〜僕もたまたまだよ!」
「僕と一緒じゃん…」
由はえへへっと笑いながら、ホールへと歩いて行った。
ー先皇剣立男子高校ジュリアホールー
着いたら、もう生徒がほぼ揃っていた。
「うわぁ〜。人がいっぱいだ!」
「もうこんなに揃ってたんだ」
辺りを見渡すと強そうな人がチラホラいた。僕は唾を飲み込み、、空いている席に座った。
「強そうな人…いっぱいいるね…」
「うん…そうだね…」
由も緊張しているようだ。僕もそうだ。さっきから汗が止まらない。僕の悪い癖だ。本番などに弱く逃げ出そうとする。でも、今回は逃げ出す訳には行かない。僕はじっと堪えた。
そしてようやく入学式が始まった─────
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