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瞬速の戦い

最初は雷雨視点です!

俺は、爺さんの言った通り、最初から本気を出した。



初めてだ…



爺さんや妹以外に、神器を使ったのは……



俺はそう思い、刀を構えた。


俺を楽しませてくれる相手――龍に向けて―――



そうして何分続いたか、俺は一方的に痛ぶっているだけだった。


一応手は抜いているが、神器を使っている為か龍は蹴る度に立てず蹲っていた。


流石にやり過ぎかと思い、そろそろ終わらせてあげようと俺は近づいた。



結局、龍は力を目覚めなかったな…



俺は、少しガッカリしながら、近づくと、





龍から黒いオーラが放たれている事に気づいた―――



すぐその場から離れ、現状を確認した。



そこには、既に龍が立っており、()()()()()()()()()()()―――


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

龍が、黒いローブを纏い、その時莫大な魔力が放たれた。


いや、()()()()―――


観覧席では、


「なんだよ!?何が起きてるんだよ!?」

「この魔力は一体なんなんだよ!?」

「これは……どういう事だ…!」

生徒と先生が、理解できない現象に驚いているが、龍のクラスメイト達は驚きはしなかった。


ただ恐怖を感じていた―――


「……始まった…」


由は、ただ見ているだけだった。


先程まで、ボコられていたけど、あの力が発動されると正直勝敗は分からなくなる。


由は、不安で仕方がなかった。


もう元には戻れないんじゃないか?


また気を失ったら、もう目覚めないんじゃないか?


等と、ネガティブな思考が浮かばれる。


しかし、由は聞いている。


龍の言葉、

「必ず、帰って来る」


その言葉を思い出し、由はネガティブな思考をやめにする。


そして、応援する。


この戦いの勝利と無事に帰ってくることを祈りながら―――





雷雨は、今予想外の出来事に少し戸惑っている。


それは、



思っていた以上に、強い力を放っていたからだ―――



「まさか…これ程までとは…!」


雷雨は、悪態をつくように呟くが、それもすぐやめ防御体制に入った。


入ったその時、龍が呟く。


「……来い、死神の鎌(デス・サイズ)


彼の手から黒い鎌が現れた。


そして、現れたと同時に鎌が横に振った。



振った時、高速の斬撃が雷雨を襲った―――



「クッ!?」


雷雨は、身体を横にズラしギリギリで回避した。

しかし、それでも少し間に合わず、髪が少し斬られた―――


雷雨は、すぐ体制を立て直し龍を見た。


(なんて速さだ!俺がギリギリしか見えなかっただと?そんな馬鹿な…!)


雷雨は、そう心で悪態をつき、次の相手の行動を目視した。


すると、龍は突如姿を消した。



そして、数秒後……鎌と剣がぶつかり合っていた―――



雷雨が龍の動きを見て、防いだのだ。


そこからは、まさに瞬速の戦いだった。


雷雨は、本気を出し最大出力でスピードを上げ、龍にぶつかり合った。


龍も、雷雨とほぼ同じスピードで鎌を振りかざしていた。


観覧席で見ている人は、何が起きているかは分からなかった。


だが、わかる事は一つだけあった。



それは、その一撃一撃が、強大だという事だ――



次から次へと、大地が抉れ、激しい風が吹いていたのだ。


そして、その中心にいる龍と雷雨は、そんなことお構い無しにまだぶつかり合っていた。


黒の光と雷の光が、ぶつかり合い、誰も見る事はできない戦いになっていた。



剣と鎌が激しくぶつかり合う中、雷雨は喜んでいた。



やっと、自分を本気にさせてくれる相手が現れてくれた事に―――



雷雨は感謝し、自分の持てる最強の剣技を使うことにした。


「龍!感謝しよう!お前と出会って、俺は嬉しいぞ!だから…」


雷雨は1度龍から離れ、体制を変え



「俺の剣技を………見せてやろう!!」



そう言い、雷雨は刀を前に構えた。




「…壱の型……雷牙(らいが)!!!」




雷雨は、雷の如く一瞬で龍の間合いに詰め寄ると、刀を突き出した――



「!?」



今まで無表情だった龍が、驚きに満ちた顔をした。


その突きは、まるで()のようだった―――



龍は、ギリギリ回避が出来た。


しかし、雷雨は次の行動に移していた。



「さぁ、勝負はここからだ!」



雷雨は、そう言うと再び瞬速の戦いが、始まった―――

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