先皇剣立男子高校入学①
本編第1章です!
まだなれませんが、頑張らせていただきます!
【現在】
ー先皇国マース宿ー
僕の名前は、黒炎時 龍
今日から先皇剣立男子高校に入学する貧乏人だ。
この学校に入学できたのは、奇跡と言っても等しいくらい大変だった…
学費を稼ぐ為にアルバイトを週5~6の8時間労働したり、少し時間があれば本屋で剣や槍等の本を買い、それを読みながら基礎から学び、そして毎日走り込み、木の棒を剣と見立て、毎日素振りしていた。
全ては学校に通う為に……
そして……魔物を倒す為に──────
「おーい!龍ー!そろそろ行かなきゃ間に合わないんじゃないかー?」
下の方から声が聞こえた。
その声の主は──────
「はい!今行きます!」
僕は下におり、声の主と向き合う。
「準備はできたか?」
この人はこの店のマスターで、僕に泊まる場所を与えてくれた僕の恩人だ。
「頑張ってこいよ!」
マスターは笑顔でそう言い、僕の背中をバシバシ叩いてきました。
「い、痛いですよ…マスター……」
「お前なら必ず強くなれるはずだ!強くなって、またうちの店に顔を出しに来いよ!」
「……はい!」
そのマスターの言葉に、僕は嬉しくなり笑顔で返事をした。
「では……行ってきます!!」
僕はそう言い、マスターに手を振りながら学校の方へ走しりだした。
ー先皇剣立男子高校ー
学校に着いた時には、人が大勢いた
多分この学校に通う僕と同じ生徒だと思う
見る限り強そうな人ばかりだった
「ヤバい……なんか自信なくなってきた…」
「僕も同じです…」
自分の独り言に返答されて、驚きながら返答した人を見る。
「ごめんなさい!いきなり話かけちゃって…」
そう謝ってきたのは、体はちょっと細く一瞬女の子に見えてしまいそうなほど綺麗な顔をした子だった。
「べ、別にいいんだけど…えっと…君は?」
「あ!僕は平原由です!」
「僕は黒炎寺龍。えっと、よろしく」
「はい!よろしくお願いします!」
その子───由は笑顔で手を出してきた
「えっと、何?」
「え?友達同士の握手なんですが…」
「え?」
何それ、聞いた事ない
「あの〜、もしかして嫌でしたか?」
ちょっと涙目で顔を覗いてきた
僕は慌てて、
「いや、そんな事ないよ!よろしく」
と、僕は由の手を握った
「!えへへ、よろしくお願いします!」
と、また笑顔を返してきた
何?本当に男の子なの?
そう疑問がいっぱい出てきたのは僕だけの内緒だ。
そうして、僕と由、2人で学校の方へ歩き出した
見て下さりありがとうございます!
次回の更新はこれが出た1週間以内に投稿したいと思います!