原初の神 アヴァド
その姿は万物であり万象に変身すると言われている原初の神。
宇宙はアヴァドの腹の中だと言われており、アヴァド自身もその腹の中に存在する。このようにアヴァドに関する伝承はアヴァド自身のその万物であり万象である可能性からありえない状況を作り出すことが多い。
宇宙にたゆたう星々もアヴァド自身であり、それに地球は例外ではない。
人を作ったのはアヴァドではなく、アヴァドが作り出した誕生の神セプホーニがアヴァドの一部から作り出したとされている。
アヴァドは人や地球に住まう生物に対し興味を持たず、宇宙で起こる大きなエネルギーの変化の場に立ち会い、そのエネルギーを吸い取るその際にできるのが宇宙の穴ブラックホールだとされている。
神々を作りし原初の神とは言われているもののその信仰は薄く、恩恵もないために現在アヴァド信仰をするものは転じて無償の支え人、無欲の聖人などと呼ばれることが多い。
神々の最初の戦いにおいてはその渦中に己の体の一部から作り出した神兵を戦わせ、より混乱を招いた。
アヴァドの終焉が世界の終焉であり、アヴァドがユニブとなった時が世界が狂乱の地獄となる時とされている。