暴走する怪物 ユニブ
黒い砂粒でできた砂嵐のような暴走する怪物。
権力や力の強い神の死体から発生する。
ユニブとなった神は暴走し、あらゆるものを破滅させながら地球の表面を移動する。
ユニブは自身の元の姿である発生源の神の力を使うことができるため、より強い神から発生したユニブを退治するのは人の力だけでは不可能だと言われている。
ユニブは神の死体から発生しているため永遠に死ぬこともなく、また生きてるともいえない。神の残留した力だけが取り残され、嘆いているのである。
かつて起きた最初の神の戦争においても、たくさんのユニブが発生し、地球が黒く覆い隠されてしまったことがあった。これを先人たちは『ユニブ・アランジャ(ユニブによる支配)』と呼んだ。
ユニブのその混沌とした邪悪な力に魅せられた人間の一部が徒党を組み、遠く古い時代にユニブ教を作った。今日に至るまで意思のある神からの解放を訴え、意思のない自然体に近いユニブによる世界の決定を求めてきた。
そのため新たなユニブを作るために神と戦争できるほどの力を手に入れようと魔術に力を入れている。
ユニブが発生した際、神々は一時的に休戦・同盟を結び高次元に繋がる裂け目を作り出し、そこにユニブを収容している。
2019/06/08改稿。