衰退の神 ウリューグルー
炎に包まれた単一の眼球の姿をした衰退の神。
あらゆるものに死を与える神とされ、『ウリューグルーの目』と目があったものは走馬灯を見た後に心臓が凍りつくと言われている。
ウリューグルーはあらゆる炎から現れるため古代のイグシュアという村では水辺以外での炎の利用を禁じていた。
ウリューグルーは死神や悪魔と言われてイグシュア人から恐れられていた。
しかし一方でイグシュアとは異なる地域では革命の神と呼ぶ声もあり、長年独裁政権を取ってきた王族一族を全て根絶やしにしたという伝説も残っている。
一方では革命、炎の神として崇められ、もう一方では死の神、悪魔として崇められてきたウリューグルーはある時を境に2つのウリューグルーに分裂したされている。
1つのウリューグルーは黒いボロボロのローブに巨大な赤色の眼球が浮いている姿をしているとされ、もう1つは燃え広がる青い炎の姿をしているとされている。
青い炎の姿をしたウリューグルーは革命の神イノデダとよばれ、革命の起こった王国で盛況と必衰のシンボルとして掲げられ、どんな者もいずれは裕福さを手に入れ、いずれは転落するという教えとして引き合いに出されている。
一方で黒いウリューグルーは負の神ヴァロニヴァと呼ばれ、魔人や悪魔と全世界で負の塊の象徴として揶揄されることとなる。
2019/06/02改稿