女の敵
「はぁぁぁ 酷い目にあったぁ、もうびっしょびしょのぐっちょぐちょだよぉ」
旭は全裸状態なのでしゃがみながら色々隠し、カエルの唾液が乾くのを待っている。
「お前の緊張感とリラックスの振り幅はすげぇな、まったく、見習いたいぜ」
呆れと関心を混ぜた声音の龍人の言葉が傷心中の旭に染み渡る。
「うっさいなぁ、旭ちゃんは今 傷ついたメンタル回復中なの、優しくしてよぉ~」
旭は口を膨らませて現状を訴える。
「ともかく少しは引き締めろ、ここは道中も進むにつれ多少敵も強くなる、
トラップもある、崖も多い、最悪落ちて即死だ。」
「うん、気をつける、」
「よし、乾いたら行くぞ、」
「うん」
気を引き締めた二人は『腐り果てる前の亡者たちの箱庭』を攻略していく、
ここの敵は先ほどのフロッグブロック、
生者のベルトすらどこかに言ってしまった腐り果てる前の最後の亡者、
そして『透明の獣人』、である。
フロッグブロックの群れを越え、
地面の灰色の土が水気を含むようになり、
やや冷たい湿気を感じる、遠くにある天井の岩のつららから、シトシトと水滴が落ちる、
「気をつけろよ、『いるぞ』」
「わかってるっ」
雨が降った後のような地面は必然的に足跡を残す、
潜む『透明な獣人』は狙いを定めたのか足跡を増やしながら二人に近づく、
その距離はもう互いの間合い、
「ッッッ」
『透明の獣人』の攻撃の風切り音が聞こえる、
旭は居た場所から回避行動を取る、
そして『透明の獣人』の攻撃は地面と衝突する。
その着地点の様子を見る限り使用している武器は斧だろうか。
「そこにっいるんでしょっ」
事前に『透明の獣人』の情報を龍人から聞いていた旭は、初撃から反撃する、
「ガアァァァァッッ」
2連撃、確かに入る、しかし、
「えっちょっと、なんでっ」
旭は空中に浮いている、足をジタバタさせている。
「あのなぁ、一匹なわけ無いだろ、」
旭は攻撃した『透明の獣人』ではない『透明の獣人』に
両脇に腕を絡ませられ持ち上げられた。
軽やかに他の『透明な獣人』を相手にする龍人の指摘に対し旭は発言する。
「えっうそっっ、だからそういう事ははじめから言いなさいよッッ」
「いや実戦だしなぁ、
事前に『透明の獣人』がいるのも本来言わないつもりだったが、
お前気が緩んでるからなぁ、それなのにお前」
龍人は別の透明の獣人とやり合いながら複数いることを黙っていた意図を解説する、
「ちょっこいつっ離しなさいよッ」
「捕まれたらなぁ、唾液が口から吐き出されるんだ、
それが終わったら解放される安心しろ、
まぁおれは、他の奴あしらいながらまたお前のストリップショウ拝ませてもらうわ」
「えっまさかっまたぁッッ」
「酸性の唾液、頭から下まで被ることになるな、
まぁある程度のダメージと一時的に服が溶けるだけだ、
しばらくそのままの状況で戦うことになるが戦えないわけじゃない、がんばれ」
「さいってえぇぇぇっっ何なのよッッここのステージの敵はッッ女の敵ばっかりッッ」
旭は唾液を頭から浴びながらも、
ようやく緩んだ『透明の獣人』の腕から独自モーションで
勢い良く高く飛ぶ形になり脱出、
先程まで捕まれていた『透明の獣人』の後方に着地する。
「もうっさいってぇっっっ」
旭はおっぱい丸出しのまま手に持つ堅牢な斧で『透明な獣人』を攻撃する、
その攻撃はザシュッと先程とほぼ同じ『感触』で2連撃が入る。
たわわな胸は妖艶に揺れ動く。先端の乳首は美しい淫靡な弧を描く。
「「ガァァァァァ」」
ダメージに叫ぶ『透明な獣人』、しかし絶命はしない、まだ2撃、
「(『感触』的にはこの斧であと6、7撃っ)」
「そっちいったぞっ」
「ッッッ」
旭は更に囲まれ3体1、見えない獣人に素っ裸で囲まれる。
「ちょっとっぜんぜんっ減ってないじゃないっなにやってんのよッッ」
龍人に当然の疑問を投げかける余裕がある旭、
もちろん透明な獣人攻撃を躱しながらである。
「まぁ倒してもいいんだがな…」
その瞳は、悪意、いや 変態、その視線は 胸。
おっぱい、ロケット型、ピンク色の突起。
ドラ◯ンボー◯で言うならヤ◯チャがブ◯マのおっぱいを見た時の瞳、
「ッッッ龍人のバカッ変態ッッ
おっぱい大好きおじさんッッ死ねばっっさいっってぇぇぇッッッ」
「おいおいおっぱい隠しちゃうのかよ、
それじゃ体重も何も乗らない独自モーションでダメージかなり減るぞ、
今3匹、いやもう1匹増えて4匹いるぞ、大丈夫か?」
龍人は軽やかに自分に向いた攻撃をただ躱す、
躱しつつもその顔は、目は、視線は、一点に向けられ続ける。
「もう信じられないっどうにでもなれぇぇぇぇぇッッ」
ヤケクソになった旭は胸を隠していた手を解き、反撃を開始した。
「おつかれさん、しかしなんだその、クッ殺女騎士みたいなポーズは」
旭は龍人の指摘通り、地面に腰を落とし、
左手は地面に右手を口元に、顔は左下を向き、更に目線は左下に、
まるでクッコロ女騎士のように佇んでいた、
「もうさいってぇ…お嫁に行けない…」
「一緒に転生したら貰ってやるから安心しろよ、
貰い手があるんだ安心して全裸でおっぱいぷるんぷるん無双しても大丈夫だろ?」
龍人は左手で自身の首元を擦りながら突如としてプロポーズをかます。
「なんか…さいってぇのプロポーズされたんだけど…はぁ…」
旭は満更でもないのか少し頬を赤らめたが、いまだ復活しない。
「まぁいこうぜ、そろそろBOSSだしよ」
「うん…がんばろ…」
あとは当日かも (ポイントぉぉぉくれぇぇ)




