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ゲー4(元)  作者: 鬼雨
目指すは再開、出会いは豪快
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援軍は熊さん

体調崩したぁぁぁぁぁ〜

前回のあらすじ

蛇の首を1つ落とすと蛇の首が2つ♪




蛇の射程がそこそこ長いせいもあり、戦闘開始から5分程経過したが、防戦一方だ。

下手に攻撃に出ようとすると喰われる。

ショウもライオン、というかここまで来たらキメラといった方がいいかもしれない。

キメラの正面に立ち、どうにか攻撃出来ないかあれこれしているが、脚の攻撃を捌くので精一杯だ。

何かしらのアクションを起こさないと、このまま永遠と続くだろう。

ショウは動けないから俺の方でなんとかしないといけない。

さっき試したが、片方の攻撃をもう片方に当ててみたが、喧嘩する気配はない。

そこは喧嘩してくれよぉ〜

仕方ない。多少リスクを背負ってでも本体の首を取りに行くしかない。

ある程度下がりながら、蛇を伸ばし、2匹の攻撃を躱し、一気に突っ込む。後ろからものすごい勢いで蛇が追いかけてくるが、とりあえず放置。

「これで!」

本体の首の下を刀で一閃。

生物なら動脈の1つや2つ通っているだろうと考え、首を深く切り裂く。

そこからかなりの量の血が吹き出て、キメラが悶える。

ターゲットをショウから俺に変更。

脚の攻撃を跳んでかわす。

蛇よりはまだ遅…

「バカ!上!」

ショウにいわれ上を見ると、蛇の顎。

そのまま勢いよく振り下ろされた蛇の顎に打たれ、地面に叩きつけられる。

体が軋み、悲鳴をあげる。

クソッ、ふざけやがっt

「まだ終わってねえぞ!」

地面から起き上がりかけたところでショウの声が響く。

横を見ると本体の脚。

直撃コース。

気付いた時にはもう遅い。

なんとか、受け身を…

次の瞬間、体をものすごい衝撃が遅い、体がボールのように吹っ飛ぶ。

木の枝や、茂みにぶつかりつつ、十数メートル離れたところで木に衝突。

体が地面に落ちたところで、意識が途切れた。


一瞬だった。

人間があそこまで速く吹っ飛んだのは初めて見た。

どこまで行ったかはわからないが、無事じゃ済まない。

早く助けに行きたいが、俺の前に首から蛇を生やした獅子が立ち塞がる。

リョウタロウはもういないため、蛇も同時に捌かなければならない。

いけるかはわからないが、なんとかしないと…

そう思った瞬間に獅子の猛攻が始まった。

両脚による高威力な踏みつけ。

蛇による死角からの高速攻撃。

とてもじゃないが、耐えられない。

始まってすぐ、俺は吹っ飛んだ。

木に叩きつけられ、体がミシッと音を立てる。

盾も半壊し、使い物にならない。剣も半分から先が折れてしまった。

死を覚悟したその時だった。

視界の端から黒っぽい大きな何かが獅子を吹っ飛ばした。

なにかと思って顔を上げると、そこには巨大な熊がいた。

なんとなくだが、さっきの獅子よりもヤバイ気がしてならない。

圧倒的強者のオーラを感じる。

すると、俺の目の前で、獅子と熊のバトルが始まった。

熊は蛇の攻撃に怯むことなく、獅子を痛めつける。

このまま倒すのかと思ったら、熊が急に膝をつく。獅子はその隙を逃さず、反撃する。

もしかすると、前から聞こえていた爆発音はこの2匹の戦闘音だったのかもしれない。

熊は獅子に蹴られ、木に叩きつけられる。

そのままお互いの拳を合わせ、競り合う。

いくら殴っても、獅子はビクともしない。

やはり、あの腹の魔石を潰さなきゃならないのかもしれない。

俺は競り合ったままの熊に声をかける。

「腹の石を剥がせ!」

熊は俺の言葉に反応し、足で魔石を剥がそうとする。

すると、獅子は後ろに下がった。

あいつ人の言葉がわかるのか?

なら今は共闘した方がいいか。

「おい!なんとか押さえつけてくれ。俺が石を砕けるか試してみる。」

すると熊は俺を見て、鼻で息を荒く吐いた。

やっぱり、こいつ言葉を…

まあいい。

なんとかあの魔石を砕かないと。

熊は獅子に襲いかかり、獅子をその巨体で押さえつける。

今しかない!

剣は折れたが、神様から貰ったやつだ。多少はいけるはず。

俺は獅子の腹のところまで行き、剣で魔石をひたすら叩く。

しかし、一向に砕けない。

せめてヒビだけでもとは思ったが、まるでダメだった。

すると、蛇が熊の体に突き刺さり、獅子が熊の拘束から放たれる。

熊は後ろに下がり、そのまま倒れてしまった。

獅子はそのまま逃走。

しかし、その方向は獣族の集落の方向だった。

とりあえず、熊をなんとか立たせなきゃ勝てない!

熊に駆け寄り、体に触れると、恐ろしく痩せていたのがわかった。

毛皮で分からなかったが、おそらくかなり老いている。

腹からの出血も止まらず、恐らく助からないだろう。

ここでこいつが居なくなるのはすごくまずいが、これ以上戦わせるのは酷だ。

仕方なく、俺は村の方へ向かう。

そうしようとした時に、熊が俺を顔の近くまで寄せる。

すると、俺を顔のところにもたれかからせた。

何かと思っていると、熊は一瞬笑ったように見えたかと思うと、体がどんどん灰になっていき、最後には大きな爪が残った。

死期を察したのだろうか。

でもなんで俺を…

ってそれどころじゃない。

リョウタロウも心配だが、生きていると信じ、俺は村へ向かった。

せめて、みんなが避難する時間くらいは稼がないと。

俺は森を後にした。


次回、もう一度、あの部屋へ。

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