後遺症?
前回のあらすじ
1000ゴールドの出所?クソ貴族の財布だけど?
キーラ救出作戦の後
ショウは身体的にも精神的にも疲れてとっとと寝てしまった。
仕方ないね。
俺はキーラの容体が気になって、夜に看病しているカミラを訪ねた。
しかしそこで驚くべき診断結果があった。
カミラ曰く、
「解毒はほとんど出来たが、完全かどうかはわからない。ある程度は大丈夫だと思う。
でも、その薬なんだけど、惚れ薬じゃなくて理性を弱くする類のものだったの。つまり、人間の欲求を強くして、それに抗いづらくするものということ。食欲とか…その…性欲とかね。だけど、抗いづらくなるだけで、抗えないわけじゃないの。なにかのきっかけがないと、あんなにはならないの。でも、ショウさんは馬車でキーラのことをあれこれ触ったりしたわけじゃないんでしょ?だからね、私考えたの。何がキーラをああいう風にしたのか。そしたらね、状況から見るに、キーラは元々ショウさんのことが好きなんじゃないかって思うの。」
ざっとまとめるとこういう感じ。
………
なにそれ楽しそう。
復讐の意味も込めてくっつけたい。
よし、明日の朝に仕掛けるぞ!
翌朝
朝食の席で、ショウと話す。
やや眠そうだ。
「良く眠れたか?」
「まさか。あんなんくらってまともに寝れるかっての。フラッシュバックが凄いのなんの。」
「カミラにキーラの容体聞いてきたんだけどよ。解毒は済んだらしい。」
「良かった〜あんな苦労してなんの成果も無かったら俺が暴れるわ。」
「でも、キーラのことだ。目覚めたとしても、責任感じてかなり沈んでると思うぜ? 使用人が仕えてる人にあんなことしたんだからさ。」
「え?俺?」
「もちろんお前はなんも思ってないだろうけど、向こうはそうはいかないかもな。」
そう言うとショウは「えぇ…」と言って悩み始めた。
前にも言ったが、こいつは委員長気質だ。
身近な人が悩んでいたらそれを解決してやろうと頑張る男だ。
ちなみにこう言う性格のお陰で現世で彼女が出来たんだけどさ。付き合ってみたら、お互いがあまり合わなくて、2ヶ月くらいで別れたんだけどさ。
もし、キーラがショウのことで悩んでて、そのキーラがその悩みを解決しようと頑張るショウの姿を見たら…もしキーラが本当にショウのことが好きならイケるな。
そんな事を考えているとキーラが降りてきた。
少しやつれているようにも見える。
その顔は暗い以外のなにものでもない。
「ショウ様、リョウタロウ様、昨日はありがとうございました。そして、申し訳ありませんでした。私が拐われてしまったばっかりに…その上ショウ様には、あのような事を…」
思ったより深刻で驚いたが、ここはショウに任せる方がいいだろう。
「そんなに気にしなくても…キーラが悪いわけじゃないでしょ?」
「しかし…私は…」
「たしかにキーラが拐われなければあんなことも起きなかった訳だけどさ。キーラは何も悪くないんだからさ。気にしなくていいよ。ほら、俺ってリョウ程モテないからさ、「おい今なんつっ」ちょっと黙ってて。だからさ、その…押し倒されることって無かったから、こう言ったら変だけど、ちょっと嬉しかったしさ。そんなに気に病む必要はないよ。迷惑とは微塵も思ってないからさ。ほら、キーラもあんなことするんだって、ちょっと楽しかったしね。」
その言葉にキーラはと言うと…
ボフンッ!と言う音が鳴りそうなレベルで顔を赤くし、後ろに倒れた。
慌ててショウがそれを支えるが、この状況で、それは追い討ち、オーバーキルである。
「ちょ!キーラ!大丈夫!?おい!ちょ、カミラ!手伝ってくれ!キーラがまた倒れた!っておい!リョウ何笑ってんだ!それどころじゃ…」
「ぶっはっ!もう我慢できねえ!あはははははははははははは!」
「おい!手伝えって!おい、キーラ?大丈夫か!?」
「ふぇぇ…」
「ギャハハハハハハハハハハハハハハハ!キーラが!あの冷酷な感じのキーラが!アハハハハハハハハハハハ!」
キーラはショウの腕の中で顔をこれでもかと真っ赤にし、目を回している。
きっと薬が抜けきっていなかったのだろう。昨日の馬車の中の感じにやや似ている。
俺はその時に約1週間分くらい笑い転げた。
その晩、夕食の席で、キーラが唐突にショウに告白した。俺は飲んでいた水を吹き出してしまったが、ここはなんとか笑いは堪えた。
ショウは戸惑いながらも、それにOKを出した。
まあ、ショウがキーラの悩みの1つだからな。
それに区切りをつけるためと言うのもはいっているのだろう。
その日、1組の夫婦が誕生した。
その夜、俺はキーラに頼まれて、ショウの部屋の扉を何があっても閉めておいてくれと頼まれて、ロボルと影手で扉を固めた。
その後、扉を必死に開けようとされたが、それを抑え込むと、その後、中から叫び声が聞こえた。
「ギャァァァァァァーーーー!」
翌日
「もうお婿に行けない…」
「イったの間違いだろ。」
ドスッ
「グエェ!」
次回から何話か使って登場人物や、設定などをまとめようと思っています。
確認も含めてね。




