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ゲー4(元)  作者: 鬼雨
目指すは再開、出会いは豪快
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襲撃

前回のあらすじ

身内が亡くなったと思ったか?あれは嘘だ。




翌朝、目が覚めるとディアナはちゃんといなくなってた。

よかった。

俺はリビングに降りていく。

「おはよう。」

「あぁ、おはよう。」

近くにいたルイシーナが返事をする。

ほかのみんなは既に朝ごはんを食べている。

「寝坊か?」

パンを食べながらショウが聞いてくる。

「ちょっと寝つきが悪くてね。」

席に着くと、ディアナが降りてきた。

「すいません。遅れました。」

「何、そんな日も…む?」

降りてきたディアナにルイシーナが近づく。

「スンスン…」

「な、何ですか?」

「ディアナ、何故君からリョウタロウの匂いがするのか。説明してもらおうか。」

「ブハッ!」

その言葉に飲んでたコーヒーを吹き出す。

「お、おいリョウ、大丈夫か?」

「ゲホッゲホッ…あ、ああなんとかな。」

「その様子を見ると、何かあったと受け取っていいな?」

「ソ、ソンナコトナイデスヨー」

片言で喋ったら逆効果だろうが!

「ふむ、今朝は2人揃って起きるのが遅かった。十中八九、2人で寝たな?」

その言葉には明らかな圧力がかかっている。

「リョ、リョウタロウ!本当なのか!?」

「そうです!なんとか言ってください!」

ルイシーナの言葉にエヴ、コリンナも反応する。

「ディアナよ。妻の私を差し置いて、いい度胸だな?」

「ひっ!」

「まぁ、お前は後だ。それよりも…リョウタロウ?」

まずいな。

「説明願おうか?」

に、逃げるが勝ち!

と、逃げようとした俺にしっかり反応したルイシーナは俺を捕まえ、頭を片手で掴む。

俗に言うアイアンクロー?だったかな?

「手、離してほしいなぁ〜」

「それをどうするかはリョウタロウの対応次第だ。」

「この状態でまともに話し合えるとでも?」

そう言いながら目でショウに助けを求める。

(ちょっ!ヘルプ!)

(面白そうだから嫌)

(友情とは)

(頑張れ!)

「さて、事の経緯を説明願おう。」

「べ、別になんもないよ。寒いからベッドに入れてくれって言われたから。」

「ほほう?あれだけ私の夜這いを断っておいてディアナはすんなり許したわけか。」

「お前の夜這いは色々大事なものを無くしそうだからな。」

「だからといって浮気など許すか!」

「そもそも俺たちまだ結婚して…イデデデデデ!」




「とんだ災難だった。」

現在、俺はショウとロボルとギルドに向かってる。

ほかのみんなはディアナを締めてる。

「でもよく許したな?」

「……まあ、な。」

そんなこんなで俺は先に解放されたが、他はディアナを尋問中で、俺たちだけで仕事にいく。

すると、ギルドの方が騒がしい。

「?何かあったのか。」

「行ってみよう。」

試しにギルドの人に聞いてみる。

「何かあったのか?」

「はい。それが、今朝、リザードマンの村が襲撃されたそうで。」

「何!?被害状況は。」

「それが、まだあまりわかってなくて。ギルドも、急な事で対応が遅れてて。近くを通った旅人が知らせてくれたのですが、まだ当分は。」

「おいリョウ、確か今、フェリクスは村だったよな?」

「ああ、心配だ。ギルドもしばらく動けそうにない。」

「なら、俺たちが行くしかないか。でも、時間かかるよな?」

「……10秒くれ。」

頭の中でこれからすべき事を考える。

今まで色んなゲームで色んな場面を乗り越えてきた。

その経験をフルに活用し、できることを必死に、たっぷり10秒考える。

「よし。」

「で?どうする。」

「俺とロボルは先に行って現地で対応。ショウは家に戻って、エヴ、ディアナ、コリンナ、ルイシーナを連れてカミラのポーションもって村に向かってくれ。ルイシーナに飛んで貰えば、早く着く。俺とロボルは南門から全力疾走で行く。多分無理すれば3時間で着くはずだ。」

「それなら、俺たちの方が早く着かないか?」

「ルイシーナをこんな街中でドラゴンに戻すわけにはいかない。ショウたちは西門から少し行ったところからルイシーナに乗ってくれ。あと、今持ってるショウのポーション貰えるか?」

「了解した。向こうで会おう。」

「おう。さあ、ロボル、全身全霊で行くぞ!」

「ワン!(承知しました!)」


俺は家に戻り、勢いよく扉を開ける。

「エヴ!ディアナ!コリンナ!ルイシーナ!準備して来てくれ!」

「どうしたんだ?そんなに慌てて、それにリョウタロウは?」

「話は後だ。カミラ!ストック分のポーションいくつか引っ張り出してきてくれ!」

「え?あ、うん!」

「しかし、一体何事だ?」

「リザードマンの村が襲撃されたらしい。今朝早くに。リョウはもう向かってる。」

「それで?これからどうするんだ?」

「もうリョウと決めてある。急ぐぞ。」


王都を出て、約3時間、そろそろ着くはずだ。

ん?この臭い、まさか!

村に近づくにつれ、強くなる"焦げくさい臭い"

その正体はもちろん火。

村のいくつかの家が燃えていた。

中には燃えて崩れきった家もある。

多くのリザードマンが消火にあたっているが、あまり進んでいない。

肝心のシークルスたちは、怪我をしたのか、ぐったりとしている。

まずはあそこか。

俺はシークルスに駆け寄り、ポーションを飲ませる。

「リョウタロウ殿!」

「チェーザレ!大丈夫か!」

「私はな。それよりも、他のものが。」

「すぐに仲間が来る。それまでに出来ることをするんだ。フェリクスは?」

「見ていない。もしかすると、まだ家に…」

「クソっ!行くぞ!ロボル!」

俺たちはフェリクスの家に行くが、案の定燃えていた。

「チッ、水かぶって突っ込むしかないか!」

海水を被り、燃えてる家に突入する。

中は二酸化炭素が充満し、息がしづらい上に、空気が熱い。

少し行くと、倒れてるフェリクスがいた。

「ほら、しっかりしろ!死ぬなら戦士らしく戦って死ね!」

「くっ、リョウ…タロウ…」

俺はフェリクスを担ぎ、家から出ようとするが、崩れて塞がれた。

「だったら…ロボル!壁ブチ抜け!」

「ワン!(はい!)」

ロボルは剣を咥え、影手を出し、壁を切り裂き、穴を開ける。

そこに突っ込み、外へ脱出する。するとまもなく、家が崩れる。

「あっぶね…」

フェリクスを下ろし、ポーションを飲ませる。

「リョウタロウ…山賊が…夜中に…」

「それ以上喋んな。今は他の奴らの救助が先だ。」

すると、空から大きな影が降りてきた。

「来たか。」

「リョウ!指示!」

「とにかく助けろ!ルイシーナ!海水をブレスみたいにして火消してくれ!コリンナは瓦礫に埋もれてる奴を頼む!」


それからは、みんなでひたすら救助を続けた。

次回、勝って兜の緒を締めないと痛い目をみる

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