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ゲー4(元)  作者: 鬼雨
ジャパニーズソウルは異世界受けする。
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災難

前回のあらすじ

ドラゴンの鱗の小手ゲット。やったぜ。




さて、元々の目的よりも重要な案件ができた。


この女をどうするか。


この手の女は一度こうと決めたら、二度と曲げないタイプだ。

しかし、ここでこいつと婚約すれば、この先の俺の人生にずっと付いてくる。

それは避けたい。

いや、有難いことではある。

前世で女性に一切の縁がなかった俺からすれば喜ばしいことだ。

別に彼女がタイプじゃないというわけでもない。

しかし、俺は出来るだけ1人がいい。

そういう道を歩んでみたい。

そのためには今の仲間も、彼女も、いつか別れなければならない。

まあ、現世にいる”三人“なら違うかもしれないが、あいつらはこの世界にはいない。

なら、俺は1人がいい。1人でいい。

親密な仲間と二度と会えない苦しみはあの一回でもうたくさんだ。


話が逸れたが、現在、小さめの部屋でルイシーナと2人でいる。

決着をつけるために。

「いい加減話したらどうだ。何か目的があるんだろう?じゃなきゃ生涯の伴侶をそう簡単に決めないだろうからな。」

「そんなものはない。私は純粋にお前の隣に居たいだけだ。お前がそう言うのもわかる。でも私はお前に惚れたんだ。仲間を助けるためにドラゴンの命をかけるお前に。喰われた後も諦めずに戦ったお前に。夜這いを仕掛けられてもそれに流されなかったお前に心のそこから惚れたんだ。」

こいつ、そんな風に思って…待て、一番最後なんか重要なことを言ってたな。あれ夜這いだったのか。やっぱダメだなこいつ。色々欠落してる。

「だとしてもダメだ。諦めろ。ここにずっといるわけにもいかないんだ。」

「誰もリョウタロウがここに残れとは言ってないぞ?」

「え?」

「私がリョウタロウたちに付いていくんだ。心配するな、これでもドラゴンだ。ちゃんと戦える。」

「待て待て待て待て。本気か?いや、正気か?お前この国の王女だろうに。」

「この国は基本他国と関わらないからな。居ても居なくてもいいんだ。父上にも了承を得たからな。」

あのトカゲエエエエエエエ!謀ったな、チクショウ!

ここまできたらもう無理に近い。何せ相手はドラゴンだ。逃げようにも相手は飛べる。

逃げ切るのはほぼ不可能だ。

ムムムムム…どうするべきか。おそらくもうどうにもならない。

「あー、どうしても付いてくるのか?」

「当たり前だ。」

俺は溜め息をついてルイシーナと部屋を出た。

「リョウタロウ、どうなったんだ?」

「無理。」

「そ、そうか…」

「竜王。」

「ん?なんだ?」

「一発殴らせろ。」

「え?嫌だぞ。」

「なら、そのニヤついた顔なんとかしろ。」

「いや〜娘に旦那ができて嬉しくない親はいないだろう?」

「はあ、お前ら親子は何言っても無駄ってことがわかった。」

「ハハハ、さあ、夕食にしよう。今日は豪華だぞ?」


その日の夜

俺はベッドで唸ってた。

マジでついてねぇ。まさかこんな形で荷物が増えるとは。

最悪も通り越して何も言えねえ。

もうどうしたらいいんだよ〜。

夜逃げしようかな。どこか別の国にでも逃げようかな。

は〜だれかこの不運を断ち切ってくれないかな〜

あー現世のあいつらが恋しい。

そんなことを考えてウトウトしているとドアが開き、誰かが入ってきた。

「一体だれだこんな時間n グヘッ 本当にだれだ!人の上に乗るなって習わなかったか!?」

「そう騒ぐな。他のみんなが起きてしまうだろう?」

「お前か!ルイシーナ!2日続けて何しに来た!」

「何って、夫婦が同じベッドで寝るのはあたりまえだろう?」

「俺たちはまだ夫婦じゃねえ!」

「ならなるためにだな。」

「ならんでよろしい!早く出て行け!」

「そう照れるな。優しくしてやるからな。」

「てめえ何するつもりだ!」

「何って、初夜にすることは決まっているだろう?」

「だからまだ夫婦じゃねえ!」

「”まだ“ってことはいつかはなるのだろう?なら今するのも後でするのも変わらないだろう?」

やばい。俺の本能が警鐘を鳴らす。ここで肉体関係持つのはこいつがパーティに入るよりもまずい。

こうなったら窓からダイレクト脱出するしかねえ!

「フフフ逃がさないぞ?」

強!動けねえ!いや、俺の腕力が弱いのか!?クッソ!

「ムウ、そんなに嫌がって、私では不服か?」

「い、いやそういうわけじゃ…」

「なら、いいだろう?」

ルイシーナの顔がだんだん近づいてくる。

シャワーを浴びたのかいい匂いがする。

くっ、ここまでか…

「やはりここにいたか!メストカゲ!」

「エヴ!?」

「ちっ、感ずかれたか。」

「部屋にいないと思ったらこんなことをしていたとは!」

「フッ、なんだ、混ざりたいのか?」

「そ、そそそそそんなわけないだろう///」

「その割には顔が真っ赤だぞ?」

「き、気のせいだ!」

「それに、寝巻きにしては随分薄着だな?」

「わ、私はいつもこんなだ!」

「そうなのか?まるで誘っているようだが?」

「ち、違うぞ!断じてそんなことは///」

何やってんだこいつら。

しかしいまがチャンス!

ルイシーナの拘束から逃れ、ベランダから屋根へ逃走。

追ってくるかもしれないからな。

何も持ってないが、スキル3次元機動のお陰でなんとかなる。

にしても、


メッチャドキドキしたぁぁぁ///


あんなん心臓に悪すぎるぞ?


まさか戻ってからも続いたりしないよな?な?


すごい不安になってきた…

次回、年末くらいのんびりしたい。

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