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ゲー4(元)  作者: 鬼雨
ジャパニーズソウルは異世界受けする。
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ドラゴン戦

前回のあらすじ

何?ドラゴンが攻めてきた?逃げるが勝ちだろ。




ソレはとてつもなくデカかった。

人を丸呑みできる程に。

ソレは空に佇んでいた。

「あれが、ドラゴン?」

「そうだ、しかしこの国はドラゴン族と不可侵の条約を結んでいるはずなのだが…。」

「あれと条約結んでんの!?」

「彼らは人型に変異できるんだ。」

なんだろう。俺の中のドラゴンのイメージが粉々になった気がする。

そんなことを話していると、王様が動いた。

「ドラゴン族の使いよ、いかなる理由でこの国に来たのか教えていただきたい!」

話の通じる相手には見えないけどな〜

「愚かな人間どもよ、我が名はサヴズ。貴様らに破滅をくれてやろう。」

シャベッタアアアアア!あの状態で喋った!てか明らかにそのドラゴン族の中でも過激派な気がするんだけど?まあ俺のイメージが回復したから良いけど。

いや良くねえわ。多分この調子だとみんな殺されるパターンやね。

「サヴズ…思い出した!確かドラゴン族の集落で人間と条約を結ぶことに腹を立てて反旗を翻した奴だ!」

言わんこっちゃねええ。どこの国にもいるのね。そういう奴。

王様も名前から察するにヤバイと判断したのだろう。執政を走らせた。

おそらくもうすぐ戦争が始まると思われる。

「アンス、オレール連れて地下室に逃げていろ。私たちはおそらく戦うことになる。キーラ、コルネ、2人を頼む。カミラ、工房からポーションを取ってきてくれ。そのあと教会に行って負傷者の救護に備えるんだ。」

いま“私たち”って言ったよな?なんで俺もなんですかね?早よ逃げようや。

「貴様ら人間にはうんざりだ。今ここで根絶やしにしてくれる!」

そう言ってサヴズは街への攻撃を開始。かなり離れたところで戦闘が開始。

ギルドの招集の鐘が鳴り響いている。

「いや、地下室じゃダメだ。4人は壁の外にいろ。おそらくその方が安全だろう。幸いにもここは攻撃されるまでまだ時間があるからな。」

仕方ない。いざとなったら俺だけでも逃げてやる。逃げ足には自信があるからな。

「よし、みんな、行くぞ!」

エヴの掛け声で、みんなの顔に緊張が走る。

そして俺たちは戦地に向かった。


「戦うのは良いが、勝てるのか?」

「フェリクスよお、それできれば口に出して欲しくなかったな〜。今は現実を直視しちゃいけない時だぜ?」

「しかしだな。」

「言いたいことはわかる。しかし、戦わずに後悔するより、戦って後悔したほうがましだろう?」

「後悔する命が残っていればな。」

「何か作戦はあるんですか?」

「どうだ?リョウタロウ。」

「何でもかんでも人任せにするなよな!ったくよお。まあ、取り敢えずは目だな。目を潰して視界を奪う。そのあとは翼、飛べなくした方が楽だからな。その先はやってからじゃないと無理。なにせあんな大物だ。隠し玉がないとも限らないしな。」

「ディアナ、弓で目は潰せるか?」

「なんとかできるかと。」

「翼は俺、ロボル、フェリクスだな。」

「私は?」

「随時回復頼む。」

「わかった。む!見えてきたぞ!」

視線の先には暴れまくるどデカイドラゴンの姿。

はあ…この人生も潮時かな〜

でも、倒し甲斐がありそうだな。ゲーマーからすれば最高の展開だし。

唯一いただけないのは俺の命がかかってるってことくらいか。


現場は乱戦状態。

冒険者や軍が必死に抵抗しているが、力の差がありすぎる。

ちなみに、ドラゴンは四足歩行のでっかいトカゲに翼が生えてるタイプ。

王道って奴だな。

「ディアナ!なんとかこっちで時間稼ぐから、頼むぞ!」

「はい!」

図体がでかいせいか、動きはさほど早くはないし、死角も多い。

まずナイフで一撃目!

と、斬りかかったのが失敗だった。

「っ!硬っ!バカかよ!」

思わず語彙力がなくなるレベルの硬さ。

伊達にドラゴンやってないってか?上等だコラァ!こっちには伝家の宝刀…そういえばこいつ名前付いてなかった。と、取り敢えずなんかすごい刀があるんだ!

なお硬かったが攻撃は通らなくもない。

先に翼やる方がいいか。

「ロボル!」

ジェスチャーで先に翼をやることを伝え、俺は左を、ロボルが右をそれぞれ攻撃し始めた。

スキル三次元機動でサヴズに乗り、翼膜を斬り刻む。

翼部分の骨は太く、断ち切れないので膜をズタボロにする。

出来るだけ乱雑に。

しかしサヴズも黙ってない。転がって俺たちを振り払う。

避けたところに炎のブレスを吐き、立て続けに巨大な手による攻撃を仕掛けてくる。

戦い慣れてるな。こいつ。

体についていた傷跡を見て、薄々感じていたが、こいつはかなりの戦場を生き抜いてきている。

おそらく俺たちの作戦でも勝てない。

増援は随時きているが、全く足りない。

増える数より減る数の方が多いからだ。

あるものは爪で八つ裂きにされ、

あるものはブレスに飲まれ、

またあるものは喰い千切られている。

地獄絵図とはまさにこのことだろう。

そして、ついにディアナが弓で片目を射抜いた。

「やった!」

サヴズは片目を抑え、うめき、ディアナを睨め付ける。

まずい。キレた。

「おのれ…森のネズミ風情が!」

その時のサヴズは速かった。突進し、そのままディアナに対し大口を開けて突っ込んできた。

「あの、バカ!」

それよりも速く体当たりでディアナを突き飛ばす。

そのまま逃げようとするが、奴の首は予想より長かった。


そのあと、右足に激痛を感じた後、目の前が真っ暗になった。

次回、リョウタロウ死す!?

なんつって。

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