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ゲー4(元)  作者: 鬼雨
ジャパニーズソウルは異世界受けする。
50/194

決闘

前回のあらすじ

あれ?この世界の学力レベル、低すぎ?




現在、放課後。場所は決闘場の控え室にて。

「なあ、決闘ってこんな本格的にやるん?」

「俺に聞くな。」

ブレーズのいう決闘はかなり本格的だった。なんなら武闘大会くらい。

審判もついて、客席もあって、控え室もあって。

「負けたりしないよな?」

「負けたらそのまま死んでやる。」

「やめてくれ。」

そんな会話をしながら控え室にて、準備をする。

ルールはいたって簡単。

木製の武器で戦う。

殺傷はなし。審判が止めるまでは続く。コートから出たら反則負け。コートは大体体育館1つくらい大きい。

持ち込める装備は3つまで。それも検閲を通して。

俺はすね当て、小手、グローブを自分の装備から持ち込んだ。相手は知らん。

武器は木剣を選んだ。


そしてコートに入場して、決闘が始まる。

客席は結構人がいる。てか増え続けてる。まあ関係ないけど。そこにはフェリクスとロボル、カミラさんの姿もある。

「逃げるなら今のうちだぞ?」

「こんな面白いことができるのに逃げるかよ。」

「あとで泣いても知らんぞ?」

「自分の墓の準備はしたか?」

「くっ、どこまでもコケにしおって。」

「では、これより、ブレーズ対リョウタロウの決闘を始める。」

審判が声をかける。客席は相変わらず騒がしい。フェリクス達は相手の心配をしてるようだ。

「では、はじめ!」

「自分の愚かさを思い知らせてk ガハッ!」

俺の行動に開場がどよめく。

なに、簡単なことだ。合図と同時に持っていた剣を投げつけただけ。もちろん投擲スキル付きで。その剣が顔面にヒットしただけ。そんなに驚くことかね。まあ当たりどころが良かったのか、そんなにダメージはなさそう。

フェリクス達は「やっぱり…。」という顔をしている。

「小癪な!」

そう言ってかかってくるブレーズ。

武器は木剣だが、盾を持ってきたようだ。あとは胴体の鎧。もう一つは分からない。

なんとも単調かつ典型的な動き。ゴブリンの方がよっぽどましだなこれ。

俺はそのブレーズの連撃を躱していく。まるで子供をあやすかのごとく。

「どうしたどうした。そんなんじゃ当たんないぜ?」

「クソ!」

工夫は見られるが、遅すぎる。遅すぎてイライラしてきた。

「あのなぁ攻撃ってのはな?こうすんだよ。」

そう言って大振りにカウンターで横っ腹に蹴りを入れる。もちろん俺の速さについてこれるわけがない。ブレーズは右に1メートルほど吹っ飛ぶ。

会場がまた騒がしくなり始めた。多分奴らは俺がボコられて終わると思ってたんだろう。でも場数が違うのよねー。

そして俺は軽ーく拳で連撃を入れる。

今回の目的は俺の素手での戦闘訓練。足技はとりあえず置いといて、今は手の使い方を鍛える。筋トレの成果なのか、殴ってもあんまり痛くはない。それでも痛いけど。


その頃観客席で。

「これはなんの騒ぎです!?」

「リョウタロウが決闘…いや、遊んでるだけだ。」

「確かに、遊んでいます。」


あっディアナ達も来たか。まあ座ってくつろいでいてくれ。俺もうすこし遊びたい。

「クッ、バカなこんな奴に、私が負ける筈が…グハッ」

「そんなことほざく余裕があるのかねー。まだまだこれからだろう?」

もうブレーズはヤケクソだ。

なにも考えてない。

ま、容赦しないけど。

剣を小手で、受け流し、空いた腹に拳を入れる。鎧があるので、軽減されるが、この時に腕に回転をかけることで、貫通力が高まり、衝撃がすこし通るようになる。そこら辺も意識しながらひたすら素手での戦闘を練習する。

3分後。ブレーズはもうボロボロだ。

「なんだ?もう終わりか?情けねえなぁ。早く立てや。まだまだ試したいことが色々あるんだから。」

「クソが!」

そう言ってブレーズは魔法を打ってきた。でもこの魔法がまた酷いのなんの。エヴの方がよっぽどましだな。

その魔法を避けて、一気に距離を詰め、顔面に一撃。

さらに腹にも一発。

うーん。本当はもっとラッシュ決めたいんだけど、それやるとこいつ倒れそうだからなー。せっかくだしもうすこし遊ぼ。

「魔法も酷いもんだなぁ。」

「こうなったら!」

そう言って懐から瓶を一つ取り出して、飲んだ。すると体の傷が回復し、元気になった。

「特別製のポーションだ!さっきのようには行かないぞ!筋力増強、体力強化!他にも様々な効果のあるものだ!」

「そりゃいい。ちょうど物足りなかったところだ。」

どうやらサンドバッグくんは自分から硬くなってくれたらしい。やったぜ。

ブレーズは意気揚々と俺に攻撃してくるが、まだまだ酷い。

というわけでギアを上げる。

「んじゃ遠慮なく。」

さっきの倍の速さと数で攻撃する。息つく間も与えないほどに。ここからは足も織り交ぜた完全な体一つだけの戦いだ。実戦でも通用するレベル。

まあ、耐えられないよね。ブレーズ。

「どういうことだ。ポーションは完璧な筈。」

「たかが薬一つで倒せるほど、俺は甘くないぞ?」

一応休憩がてら体操をする。屈伸とか膝伸ばしたりとか。

「さてと。じゃ、そろそろおしまいにしようか。てか、飽きた。」

そう言って完全に本気で殴りかかる。

盾で防いごうとするなら横から殴る。

殴った場所を抑えようものなら空いたところに蹴り。

他から見ればリンチに等しいかもしれない。

てか審判止めないの?それならどこまでもやるよ?俺は。

ラッシュの最後にヨームの筋肉組織にナイフを刺した時くらいの威力で胴体に回し蹴り。

ブレーズの体が3メートルほど吹っ飛ぶ。

「ふう。おわったかな?」

ブレーズは動かない。いや、動けないだな。

「審判、止めないのか?」

「え!あ、あぁ。うん。」

さては賄賂かなんかもらって、決闘を止めるな、とか言われたんだろ。

「そうかー仕方ないなー審判が止めないんだもんなー。」

そう言いながらブレーズのところに来て、倒れたブレーズの肘の上に足を置く。

「なら続けるしかないし。是非もないよね。」

そう言って笑顔で肘を踏み砕く。

あまりの痛さにブレーズも目を覚ます。

「ぐあぁぁぁぁぁ!」

「おっ起きた起きた。ほら立てよ。審判が止めないんだから、続けるしかないでしょ?」

「やめてくれ〜!」

審判もあまりの光景に止める事を忘れて唖然としている。

「やーだ。」

そう言って攻撃を続ける。ちゃんと死なない程度に。

観客には目を隠して見ないようにしてる人もいる。まあ、結構ショッキングな映像だしね。

コートにブレーズの血が飛び散る。

「ほらほら反撃しないのー?」

「た、助けてくれ…」

「突っかかってきたのはそっちでしょ?降参したら?」

「くっ、それは出来ない。我が家名にかけて…」

「んじゃガンバ(ゴキッ」

「ぐあぁぁぁ!足が、足がぁぁぁ!」

「うん。折れたね。大丈夫大丈夫。くっついてるうちは治るから。魔法でね」

「やめろ、やめてくれぇぇぇ!」

「降参しないんだもん。仕方ないでしょ!」

「わかった、降s ガハッ」

「えっ、何?聞こえないな?」

「だから、降さn グヘッ」

「何言ってるか聞こえないぞ?もっとはっきりしゃべってくれないとー。」

「あ、悪魔め。」

「うん。悪魔でもなんでもいいよ。俺は。ほらほら。降参しないの?しなくていいの?ま、させないが正解だけどね。お前には見せしめになってもらわないと。今後の学園生活に支障が出るからねー。」

さて何本折れたかなー?そろそろ10本は行く筈なんだけどなー。てか、これ結構楽しいかも。

異世界にきてドSに目覚めるとは…。

「さーてどこまでいけるかなー?」

「辞めなさい!」

「あ?」


声の方を見ると修道女が1人立っていた。


チッ、まだ頭蓋骨にヒビ入れてないのに…。



実は決闘でのポーションの使用は禁止だったりするけど、関係ないね。

ちなみにブレーズのレベルは10です。

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