表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ゲー4(元)  作者: 鬼雨
ジャパニーズソウルは異世界受けする。
5/194

遭遇

前回のあらすじ

ジ○ンプヒーローに、俺はなった。




しまった〜!そういえばここどこか全くわかんねえ〜!街行くって言う目的以前に現在地の把握が先でしょうよ〜!でも俺地図もなければスポーン位置を決めた記憶もねぇ!つまり下手するとここは街からかなり離れたところかもしれん!となれば着くのにまず一日かかる!

オワタ…これ完全にオワタ…これでもし街の近くならいいけどもし街が二つあるとして現在地がそのどちらからも馬鹿離れたところだったら希望ねぇよ。しかも進んだ方向が街と逆方向という可能性も…

あぁ!くそ!グー○ルマップが欲しいー!この広い世界を上から見下ろして〜!

ん?いや待てよ?グーグ○マップまでとは行かなくても前回○ャンプヒーローになった俺なら木の上から辺りを見渡せるのでは!?

いけるかもしれない。だってさっき木の上立てたもん。木の先端に立てたもん!

そうと決まれば行動あるのみ!ここらで一番高い木はっと…おっあれなんかちょうど良さそう。大体三階建ての建物くらいかな?よし君に決めた!

よっこいしょっと。………おおおおおお!何という綺麗な景色!辺り一面美しい大自然!白神山地もびっくりな森だ。それで、街らしきものは…見えんか〜。そう上手くいくわけないしなぁー。おっ?あそこだけ木が少なく…まさか!


やっぱり!街道があった。どうりでキレイに木が薄くなってると思ったのよ。そこでどっちに行くかだが。ん?これは車輪の跡か?でもマニュアルには時代は中世あたりでまだ騎士様とかがいるはずだが…って蹄の跡あるやないかい。ということは馬車だな。蹄の形からどっちへ向かったかは明白だしこの跡辿れば街か村には着くんじゃねぇかな?よし。行き当たりばったりでも、行ってみるか!


んー。かれこれ30分程歩いたが街のまの字も村のむの字もありゃしねえ。ペースあげた方がいいかな?

あっそういえば確かめたいことが一つあったんだった。ついでにやってみるか。


まず地面に印をつけて、そこから少し小さめに百歩歩いて、また印をつければ、よし即興100メートルの道完成っと。いやね、この俊敏ガン振りの体で全力疾走したらどうなるのか気になってね?さてと、スタートラインに立ってと、位置について、ヨーイ、ドンッ!




いやね薄々感づいてはいたのよ?でもさいくらなんでも速すぎない?100メートルが適当とはいえさ、体内時計で測ったタイムだけどさ何?5秒って。ボ○ト真っ青だよ?黒い顔真っ青になるよ?時速換算で72キロって。高速道路の車かて。この速度で人にあたってみ?ボールのように飛んでくよ?人がだよ?ゴムまりのように飛んでくよ?しかも助走ゼロで。


ま、まぁこの件は置いといて、先に進もうそうしよう…………もうちょっと走ってみようかな……


そうこうしながら走ること20分弱、自分の遥か前方より何やら物騒な音が聞こえたので止まる。もう一度耳をすますと、まだ聞こえる。ざっと200メートルくらい先かな?そんなとこの音が聞こえるってのもおかしいけど、それより音の内容が重要。

遠くて少し聞き取りづらいけど何やら金属と金属がぶつかる音。街は見えない。この広い森のど真ん中で鍛冶屋なんていない。これらのことから推測される原因は…

「戦闘音?」

そう判断した俺は道の横に生えてる木の枝に移動してから○ルト移動で音の方へ。


すると何ということでしょう、まるで絵に描いたような馬車が、絵に描いたようなモンスターに襲われているではありませんか。へぇーあれがこの世界のモンスターねぇ…にしても集団で襲うってことはそれなりの知能があるということか。全部で6匹、いや6人の方がいいのか?とりあえずあの小さいの鑑定してみるか。


「ゴブリン レベル7」


へぇー、あれがゴブリンねぇー。それにレベル7って、俺より高いじゃん。あっ、ちなみに俺は今レベル2ね。えっ?どこで上がったのかって?鑑定レベル上げシステムの最中にね、急に何か体に電流が走ったというか、何というかそんなことがあってね?それで自分を鑑定したらレベルが上がってたってことよ。ちなみに鑑定と鑑定阻害のレベルも共に2、1の時は名前しか出なかったけど2になったらレベルがわかるようになった。んで、多分だけど、鑑定阻害は鑑定阻害のレベル以下の鑑定を阻害出来るって感じだと思う。実際そんな感じだったし。っと、そうこうしてるうちに事態は動いていたようで、馬車を守ってた傭兵?はゴブリンにやられてしまった。うん、南無三…

おっと今度は馬車の持ち主がゴブリンに殴られたー!棍棒による会心の一撃がおっさんの右腕を襲うー!

おっさんダウン。ん?馬車から縛られた人?ありゃ女の人だな。へーこの世界のゴブリンと言えどそういう知識っていうか種の保存の為っていうか、単なる戦闘馬鹿じゃないんだ。俺のイメージだととりあえず虐殺って感じなんだけどなー。


…………………


さてここで選択だ。俺はこの先どうするべきか。

→ほっとく。

助ける。

ゴブリンに加担。

喧 嘩 両 成 敗。





補足

白神山地…東北にある1000メートル級の山地。ユネスコ世界遺産に登録されてる。



ゴブリンの服装はザ・先住民族みたいな感じ。棍棒は言うまでもあるまい。


ツイッター

@kisame_novelist

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ